鉄道模型メーカーのKATOから発売される製品は、数年前より動力モーターが更新されました。走行安定性を求めた代償として、他社製分岐ポイントをモーターの磁力で転位させてしまうことがあり、その対策としてモーターに0.3ミリ厚の鉄板を装着させることで減磁する方法をとっています。さすがに純正品はお高いので(苦笑)、ネット通販で亜鉛メッキの鉄板を、そして金属専用のハサミも買い揃え、KATO製品を購入した際は鉄板を切り出してモーターに装着させることが儀式となりました。

 

 

 

ただ個体によって磁力の強さが違うようで、数ヶ月前に購入してから走行歴のなかった211系近郊電車を引っ張り出して走らせていたら、鉄板を装着しているにもかかわらず、分岐ポイントが転位してしまいました。

どうしたらよいのか?…メーカーのホームページを見ると同様の相談が多く寄せられているようで、線路に近い側に鉄板を入れても磁力が弱まっていない場合は、反対面にも鉄板を装着することで解決できる、といった記述がありました。

 

ホンマかいな?と思いながらも、指南されるとおりの処置をしたら…あら、解消しました。

教科書のイメージ図を思い出せば、全方位から磁力が出ているのは理解できるから、線路から見た裏側から回り込んできた磁力で影響を与えることになるんでしょうね。勉強になりましたけど、2種類の大きさの鉄板を切り出しておかないといけないのかぁ、めんどくせぇ~(苦笑)