2月の初旬に出かけた北海道旅行で起きた出来事を振り返る記事は、前回で終わりを迎えました。会社の勤続表彰という性質上、決められた金額分は旅行代理店で事前支払いを済ませていないといけませんでしたが、実際の移動中にも運賃や宿泊費用が発生しています。ここでは現地負担となった費用面、そして実際の行程などについて記していこうと思います。

 

 

 

まずは費用面について。

昨年の春に永年勤続表彰として、5日間のリフレッシュ休暇と30万円分の旅行券を取得する、1年間が有効期間の権利を獲得しました。今回の旅では北海道内の主要都市間移動に使う交通機関の運賃と宿泊施設の手配だけで十分に足が出てしまいました(苦笑)が、それぞれの地で実費負担することになった一覧がこちらとなります。なお函館では五稜郭タワー、旭川では旭山動物園、網走では博物館網走監獄にオホーツク流氷館といった施設を訪れていますが、それらの入場料金については割愛しています。

2月8日に乗車することとなった『北斗5号』については、北海道フリーパスを発券した旅客会社の「みどりの窓口」で手配する必要があると旅行代理店より説明があり、出発前に岡山駅へ出向いて発券の手配をしています。それ以外の、北海道内を走る特急列車の指定席もこの時に併せて行っていますが、6つの列車まで指定席をフリーパスの効力で押さえることができるので実費負担はナシとなっています。

北海道から本州へ航空機で飛び、東京から自宅最寄り駅までの乗車券は旅行代理店で手配してもらいましたが、新幹線の特急券と東京都内での宿泊についてはこちらで手配したので、宿泊費用の欄は東京以外がゼロ円としています。

児島駅からバスに乗ってる運賃を出してませんが、書いちゃうとおおよその住んでる場所が分かっちゃいそうなので、わざと書いていません…まぁ、尋ねられないだけでバレバレでしょうけど(苦笑)

 

 

 

では、実際の行程をおさらいしていきます。

首都圏では寒波が襲来し、交通機関が麻痺するような事態の中で旅行の出発日を迎えました。東京駅での乗り継ぎは1時間ほど…十分すぎる時間ですが800kmちかくもの長距離を走る列車ですから、天候や事故による抑止が起きないことを願いながら夜の闇を走る列車内で過ごしていました。函館に到着してからの行程は、ほぼ行き当たりバッタリです。

 

 

 

2日目は単純に函館から札幌への移動ですが、特急列車に2時間以上の乗車になるので、私のわがままでグリーン車に乗ることとしました。内海湾(通称:噴火湾)沿いに走行する区間が長く続きますが、波は穏やかそうに見えて真っ青な海が広がっていましたね…忘れられない景色のひとつとなりました。夜ごはんで食べた「つっこ飯」は、この旅で最大のインパクトを与えました。

 

 

 

3日目は「さっぽろ雪まつり」の大通り会場を観覧することを主として、さっぽろの地下鉄全線を乗り尽くしました。完乗を果たした南北線・麻生駅の近くにはJR札沼線・新琴似駅があるので、少しでもJR北海道内の完乗率を上げるために制覇してきました。乗ることは難しいと考えていた721系近郊形電車に乗車できてよかったです。

 

 

 

4日目の当初の行程は、11時発の特急に乗って留萌本線を経由して旭川へ向かうこととしていましたが、時間の使い方に無駄があるとの指摘を受けて、旭川へ発つ前夜に急ごしらえで組み直しを行いました。旭川冬まつりが催されていることもこの頃に知ることとなり、雪像めぐりのはしごを行うことになりました。さっぽろ雪まつりは「つどーむ会場」だけが行けていませんが、すべり台などの遊戯コーナーがその会場にはありますので、雪像を愛でるだけでなく、雪で遊べる要素が旭川にはあったように思います。

 

 

 

5日目は網走への移動ですが、雪で列車運行が遅れたり止まったりすることの想定や警戒はしていたものの、使用される列車が変更されるとは予想していませんでした。とはいえ、遅れながらでもどうにか移動はできましたから、結果オーライであります。

旅に同行してくれたまさまさ氏は、北海道で暮らす友人と会う約束をしているとのことで、いつまでも話が盛り上がってもいいように、集合場所としていた北見駅の網走方面行き時刻を渡していましたけど、実際のところでは昼食を共にした1時間ほどでバイバイしていたようです。

 

 

 

6日目は流氷を海上から眺めて、そして海岸で触れて、手頃な大きさのものを持ち帰るという自然と戯れる1日となりました。

訪れてみたかった釧網本線・北浜駅では食事をいただくこともできたし、流氷の打ち寄せる風景をずっと見ていたいという気持ちになりました。

北海道の旅行を終えて帰宅の途につき、東京都内で一泊です。

 

 


旅の最終日、午前中に都内観光を行…っていたのはまさまさ氏のほうかもしれません、私のほうは観光というよりも観察という言葉が合うような?(苦笑)

ここまで運行ダイヤが大きく乱れることなくきていましたが、まさまさ氏の地元路線で車両故障による運行トラブルが起きて、彼のほうが最後の最後で苦労することとなったようです。色々なことを引っくるめて…改めてお疲れさまでした。

 

 

 

次は各地での移動で乗車した乗り物について、網走で利用したタクシー以外を載せます。手配することができた指定席については、座席番号も記録しています…自分で言っちゃぁアレですけど、暇なことしてますねぇ(苦笑)

バスの車両型式については、画像検索で見つけた物にあった記述を書いています。その資料としたものを見ると、網走で乗ったバスは、かつて名鉄バスや神奈川中央バスで活躍した車両が転属していたものでした。

 

 

 

では次に、鉄道路線の完乗率についてです。赤字で記した路線が完乗率の変化した路線になります。

まずは私鉄から…去年の2月に北海道を訪れた時は、札幌市営地下鉄・南北線のさっぽろ~すすきの間しか乗車していませんでしたが、今回は各線をたっぶり乗ることができて、現状での残すところは「道南いさりび鉄道」のみとなっています。また東京都内では都営浅草線の一部を乗っていますが、関東地区の私鉄で区分した範囲でも増加率は0.3%、距離にして6kmほどでした。

 

 

 

つづいてJR線の完乗率。こちらのほうは今回、北海道内の完乗率のみ動きがありました。

前回は、新千歳空港~札幌駅間の往復と札幌~滝川駅間の往復のみだったので、完乗率は5.04%となっていましたが、今回は5つの路線で完乗を果たすことができ、完乗率も41.27%となりました。けっこう乗ったと思うんだけど、まだ6割ほどを残しているのか…北海道は広いですねぇ~。

ただし、この一覧表はこの春にダイヤ改正が行われる前のものであり、きょうの時点では根室本線の新得~富良野間が廃止されているので、完乗率は少しばかり多くなっているはずです。

なおJR全線の完乗率を見ると、約4%増えて63.8%となっていました。

 

 

 

最後に、JR線の終端駅の載せてみます。JR九州では西九州新幹線が開業したことで長崎駅が乗り換え可能駅となったと思われるのでリストから消去しました…アラ、福井駅は北陸本線から離れてしまったけど新幹線があるから載せちゃあいけないですね、修正しておかないと(苦笑)

今回の北海道旅行では函館・室蘭・北海道医療大学・石狩沼田の各終端駅に降り立つことができました。頑張れば日高本線・鵡川駅にも行けたのでしょうけど、そこは次回があった時のお楽しみということで。

 

長々と旅行記におつき合いいただき、ありがとうございました。

(了)