2月の初旬に出かけた北海道旅行のことを振り返る記事の20回目です。札幌を出発して、この日の宿泊地である旭川への移動が午前中のうちに終わってしまいました。ゆったりした行程で考えていたら訪れることを断念せざるを得なかった場所に、同行人のまさまさ氏から提案を受けたことで訪れることが可能となったので、宿泊するホテルに荷物を預けて、その目的地へ向かいます。

しかし、まさまさ氏はスタスタと先に進んでいって、本来の乗り場から大きく離れていってしまいました。LINEでメッセージを送ってしばらくしたら帰ってきたのでどこまで行くのかと心配したことを告げたら『停まっているバスを見ていた』とのこと…束縛はしないけどね、どこへ行くかくらいは教えてくれぇ(苦笑)

 

目的地へ運んでくれるのは、旭川電気軌道の47系統「旭山動物園」行き、車両は三菱ふそうの初代「エアロスター」です。私の地元では両備バスが大量に保有していた形式なので、とても馴染みがあるモデルになりますが、晩年に製造されたものでも間もなく30年選手…そろそろ見納めの季節を迎えているようです。

 

 

 

バスに揺られること40分ほど、終点・旭山動物園に到着しました。動物の生態がよく分かる展示が特徴の動物園です、何やらまさまさ氏は自身のブログで、雪像に続く圧力のかかった指示を書いているようですが…来園者を減らさない程度に、なるべく多めに載せてみようかな。

そういえば、まさまさ氏は「北海道で出会ったバスの全台紹介」ってのは、やらないんかなぁ?

 

 

 

動物園に到着時の気温は氷点下3℃に近い数値を表示しています。天候は晴れているし風も吹いていませんから、とても過ごしやすい。もちろん防寒対策は必須ですが、身を縮めて歩くようなことはなかったです。さぁ、いろいろ見て回るぞ~。

 

 

 

まずはペンギンのエリアから。屋内にも多数のペンギンがいましたが、屋外でもたくさんのキングペンギンたちが日光浴をしながらの毛づくろいをしていました。いちばん右手にいる子は気持ちよくなっていたのか、居眠りしながら毛づくろいをしておりました。

 

 

 

次はゴマフアザラシのエリア。円筒状の水槽を泳ぐさまは子どもたちの歓声を呼んでいました。撮影はしているけれど、大勢の人たちであまりにも修正する個所が多いので、屋外に出て飼育員さんと戯れている光景を…餌をもっとくれとねだっておりました。

 

 

 

続いてはホッキョクグマ…落ち着きがないのか、奥へ消えたかなと思ったらすぐにコチラに出てきてを繰り返しています。まさまさ氏の記事を見ると、このあとお食事があったみたいですね。ホッキョクグマの体長は最大で3メートルになるとか…ヒグマと比較してもふた周り以上の大きさとなるそうですから、とても太刀打ちできないでしょう。

 

 

 

ホッキョクグマのエリアを出ると、このような掲示物がありました。動物を見て『大きかったねぇ、カッコよかったねぇ』だけの感動で終わらせるのではなく、極寒の地で暮らす動物たちの生活を犠牲にしないためにできることを考えさせられるメッセージです。

 

 

 

屋内の展示エリアは暖房がないようなので、寒さに負けて外に出ました。

こちらはシンリンオオカミのゾーン、夜行性の動物だからでしょうか、3匹とも就寝中でした。

 

 

 

こちらはアムールトラ、もっとも寒い地方を生息場所とする、最大サイズのトラとなります。1頭は日向でじっとしていましたが、もう1頭は周囲をウロウロと落ち着きがなかったです。ホッキョクグマと同じで空腹だったかな?

 

 

 

エゾシカの2頭も、暖かい日差しが降り注ぐせいか、のんびりとしていました。雄だけが持つ立派な角も、春になると自然に落ちて、新しい角が伸びて秋には堅い角が完成するため、エゾシカを見ることで季節を感じることができるそうです。

 

ほ乳動物だけでなく、鳥類なども生息していますので、次回はそちらも紹介していきます。

…つづく。