なんだか今年は鉄道模型の収集ペースが早まっている印象が否めません。別にフラストレーションが溜まって衝動買いに走っているわけでなく、たまたまそうなっているだけ…久々に関東私鉄の車両を手にすることになった記憶がありますが、今回ばかりは見つけた瞬間から食指が飛び出していきました(笑) 




ことし10月中旬にグリーンマックスの工場から出荷されたばかりとなる、小田急電鉄の3000形通勤車両のうち、ロイヤルブルー帯を巻いた3652編成の8両セットになります。

ウィキペディア情報によれば、現行の小田急3000形は2001年から2006年にかけて製造された車両で、高度経済成長期からオイルショックに突入するまでの約10年ほどの間に製造されていた車両の置き換えのために投入されており、現在の小田急通勤車両としては最大勢力となるようです。列車は6両・8両・10両の編成があり、各路線の特性に合わせた運用が行われています。またその編成番号の表記は、新宿駅側先頭車両の車両番号を使用しています。

2015年頃より、車体の帯色が従来のロイヤルブルーからインペリアルブルーへ変更されているそうですが、製品化された3652編成については、帯色は登場時のまま変更されずに残る稀有な列車となっています。


 

 

2016年12月22日、小田急小田原線・経堂駅に到着する3000形電車の3652編成。

今回模型化された列車の実車を撮影するだけでなく、経堂〜新宿間で乗車していますので、食指が飛び出してしまうのは致し方ないのかと(苦笑)

しかし、この車両が製品化されることを知ったのが遅すぎたせいなのか、ネットから予約できるお店で検索すると、どこも「完売しました」の表記だったんですよね。意気消沈して数ヶ月、何気なくメーカーのホームページを眺めていたら工場出荷の日程発表があり…さらに何気なく、前に完売を出していたお店のページを開いたら「カートに入れる」のアイコンが表示されていたので 、躊躇することなくポチッと押してました(笑)


このときの鉄旅では、北陸本線の未乗区間になっていた近江塩津〜米原間、および高山本線経由で太多線の完乗を行いながら中央本線を東進し、立川からは青梅線・五日市線の完乗などを行った翌日の一番列車が、この小田急線の電車でした。ある程度の覚悟はしていたんですけど、車内は『通勤ラッシュとはこういう事を言うのか!』と実感するほどの激しい混みようで、仮に急停車をしたとして、吊り革を持っていなくても倒れることはないんじゃないかと思えるほどの密着度でした…その場に留まろうとしても、いとも簡単に体が流されていきましたからねぇ(苦笑)

この「押しくら饅頭状態」は、地下鉄千代田線が乗り入れる代々木上原駅で一気に解消されましたが、真冬なのに大汗を掻くことになりました…首都圏のサラリーマンの皆さん、お勤めご苦労さまでございます。