ワールドライスフェスティバル / 世界のお米エキスポへの出展を終えて | オーストラリアで夢を叶える女性起業家の話

オーストラリアで夢を叶える女性起業家の話

2歳児の母、マーケティング会社経営10年目、オーストラリア国立工科大学(UTS)大学院で移民法を学ぶ1年目の三足の草鞋を履いています。
2024年「修練の年」

日々感じることをゆるやかに更新しています。




週末は、世界のお米を紹介するイベント、ワールドライスフェスティバルに出展しました。

準備にかけた思いは、こちらから。

お天気が怪しまれた週末でしたが、晴れ女、晴れ男が集まるチームWashoku Loversのおかげで

土日共に快晴!

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メルボルンを拠点とするイベント会社が主催となり開催された今回のイベント、
次回のメルボルンでのイベントではパートナーシップを組んでいこうと熱くラブコールをいただいています。
このシドニーでのイベントを通して、お互いを知りながら今後のパートナーシップを考えていくつもりでした。

人間は誰でも、期待以上の思いを見せられると心が傾きます。
イベント会場についてすぐに目に付いた、イベントの冠スポンサーが並ぶ巨大バナーにWashoku Loversのロゴが!
未来を見据えたパートナーへのラブコールだと、嬉しいサプライズでした。


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私たちWashoku Loversのブースでは
ご協賛いただいたKIKKOMANお醤油とフリーサンプリングを行った伊藤園のお〜いお茶がディスプレイとなりました。
販売したのは、秋田県産あきたこまちで作った焼きおにぎり(KIKKOMANしょうゆ味と特別ブレンド味噌味)
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大沢ビーフの和牛を贅沢に巻いた和牛すき焼き肉巻きおにぎりは、オーストラリア人の味覚に合うと見込んだ商品。 

どちらも大変な人気で、朝10時オープンからお客様は絶えることなく続き、午後1時からは大行列が夕方まで続きました。

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大行列が続いた理由がもう一つあります。
それは、レストラン四季のヘッドシェフ巧さんが見せる手毬寿司のクッキングデモンストレーションです。

土曜日、日曜日、共に12時から始まったデモンストレーションの前座には日本の文化である🇯🇵和太鼓パフォーマンスがありました。



そして、Washoku Loversの出番です。クッキングデモンストレーションが始まる前に10分ほど、私たちが日本の食文化をご案内しました。英語でのMCについての準備は、こちらから。

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まずは、Washoku Loversの意味と活動内容のご紹介。メンバー特典と、日本食レストランのご紹介、そしてメンバーへのサインアップを促すPRです。
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日本人にとってお米とは何か、一粒一粒神さまが宿ると言われる日本のお米の大切さをご紹介したあとは

あきたこまちの特徴をご紹介しました。
秋田県とはどういうところか、またそこで古くから作られるブランド日本米、あきたこまちを使った日本のお米料理のご紹介です。

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KIKKOMANのお醤油があきたこまちの美味しさを引き立ててくれます。この焼きおにぎりは、日本人も大好きで香ばしい香りが食欲をそそります。
今回は備長炭で焼き上げる本格焼きおにぎりです。

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また大沢ビーフの和牛は、ここオーストラリアで購入できる最高グレードです。この薄切り和牛をあきたこまちのおにぎりに巻きつけた、和牛肉巻きおにぎりはすき焼きの味付けで食欲をそそります。

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そして、いよいよ!
クッキングデモンストレーションの始まりです。
実際の手毬を見せながら、手毬寿司の由来を説明し、
日本に行くて必ず訪れるという京都の舞妓さん、芸者さんに愛された美しい手毬寿司。

ロックスにある由緒正しい日本食レストラン四季のヘッドシェフ、巧さんは
日本では辻調理師専門学校を卒業後、吉兆で修行を積んだ正真正銘の日本食料理人です。

その巧さんがオーストラリア人の味覚を考え、また興味をひくであろう食材を厳選して作ったものがこちら!


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折り紙アーティスト、みどりさんの手作り折り紙BOXに入れられた美しい手毬寿司は、日本の文化が集約したものです。(みどりさんは日曜日のデモンストレーションでステージにて折り紙を披露してくださいました)

ステージの上からもWashoku Loversブース前には行列がどんどん長くなるのを見ながら、大丈夫かなーと心配になるほどの盛況ぶり。
クッキングデモンストレーションの後は、急いでブースに戻りました。


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醤油味、味噌味、地域によって特色があり、それを両方楽しめるようにとそれぞれ違う味を試してもらえるようにしたのも大正解!
ほとんどの人が "One each"と、両方の味を試してくれました。

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今回のイベントは、限られた時間の中で最大限の結果を出すために
みんなが土日返上して取り組んだ準備。

書道家でもあるゆみちゃんが書いてくれた書道を入れ、
ちあきちゃんのご実家がある南島原市からご提供いただいた美しい写真を使い
プロモーションのためのWEBページやPOPを作成しました。

ライターでもあるみあちゃんが書いてくれたプレスリリースは、オーストラリア人だけではなく、日本人に向けて活動内容を知ってもらえる良い機会となりました。

そして、四季レストランのヘッドシェフである巧さんは、このイベントに向けたレシピ作成、仕込みを引き受けてくれました。
そのおかげで、私たち日本人でも唸るほど美味しい味噌ソースや、オーストラリア人も感動の美しい手毬寿司が完成しました。

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押しかけボランティアと称したひでさんや、アデレードから来て居たにも関わらず手伝ってくれたさおりちゃんなど、本当に誰一人欠けても、この大成功はなかったと確信しています。

最終日、すべてのお米を洗い終わった時、みんなで拍手喝采でした。
そして最後のお米が炊き上がった時、炊きたてのあきたこまちで作られたおにぎりをみんなで食べました。
70kgのお米を洗い、炊き、握った最後のおにぎりは、水分量、お米の立ち具合、艶ともに完璧でした。

大行列は、夜まで続き、最後まで売り切ったあきたこまちの焼きおにぎり。
日本人が誇るお米文化、長い間日本で食べ継がれてきたお米、それを通して海外で繋がった日本人としての熱い思い。
すべてが奇跡のように感じた、シドニーワールドライスフェスティバル。

この経験を通して得たものはすべて、計り知れない財産となりました。
みんなでゼロからストーリーを組み立てること、それを形にするためにアイデアを出し合うこと、そしてそれを実行するために役割分担して取り組むことの大切さと、それらをやりきった後の達成感。

色々なハプニングに見舞われ、一時はどうなることかと思いましたが
それらの障害も今は一つの経験となり、笑い話となりました。

Washoku Loversの知名度が上がれば、その中で紹介する情報の価値も上がります。お陰様で新しいメンバー数も飛躍的に伸び、イベントの凄さを実感しています。

ラブコールをいただいているイベント主催者とは、パートナーシップを組もうと思っています。

そのきっかけとなったのも、お米でした。
協賛いただいたあきたこまち50kgを一日で40kg使ってしまうほど、お陰様で大人気でした。
そんな私たちを心配し、明日は売るものがなくなってしまうのではないか?これはスペシャルなお米なんだろう?どこで買える?と日本語が読めないのにもかかわらずあきたこまちを販売しているお店を検索し、
日曜日の朝一にあきたこまちを追加で買ってきてくれた彼ら。
しかもプレゼントだから、お米代はいいよとのこと。
期待値を大きく上回るリスペクトとサポートを受け、次回のイベントでのパートナーシップが大きく前進したのは言うまでもありません。
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最高の締めくくりで終了した、シドニーワールドライスフェスティバル。
次回は来年3月、メルボルンで開催されます。

最高チームの再結成に加えて、最高のPRとマーケティングチームが主催者側から加わります。
乞うご期待ください。