最後の晩餐 | たまのブログ

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職場や家庭で口走っている所感雑感を遺書代わり!?始めたつもりでしたが、いつのまにやら単なる日記に変貌することになりました
知識乏しく内容に誤りも散見されるかもしれませんが、我が思いに過ぎないということでお許しください


日本並みに暑かった週明け星期一。

日本もあちこち猛暑日との報道が見られましたが、台湾も当たり前ながら暑い。
台風4号の影響で南の暖かい空気がどんどん入ってくるようで、夜になってもまったく冷える感じがありません。
ただ、明日くらいから台風による雨が降るようで、気温は幾分マイルドになりそうですが、雨が強まる夕飯が悩みの種になりそうです。

そんな今夜は明日帰国する同僚にとって最後の台湾の夜。
長年過ごした部屋のクリーニングも終え、帰国の荷物をまとめた今日はホテルで一夜を明かすことから、最後の晩餐を楽しんできました。

最後の晩餐にどこへ行きたいか、候補店を複数挙げてもらった中から選んだのが日本人が経営する洋食系のお店。

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油濃い中華は苦手なこともあって、和食と洋食のお店が挙がりましたが、帰国すれば本場の和食が豊富にあることだし、オヤジ的にも朝食以外、自ら食べに行くことがない洋食も食べてみたい意図も働いての選択です。
なお、料理はアレンジの効かないコース一択のみですが、食べるよりも飲むを好む主賓でも、問題にしないことを確認した上です。

入店するなり、日本語で迎え入れられる安心感に、今夜のお品書きも日本語。

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お箸で食べられるのもありがたい。

前菜はスペインの生ハム料理とカプレーゼ。

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これだけおいしい西洋料理を台湾で食べるのは初めて、という第一印象でスタート。
続いてハマチにゆずソースをかけたカルパッチョ。

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そしてベビーリーフとスモークサーモンを使ったサラダの仕上げにはパッションフルーツソースがかけられました。

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暑い毎日にふさわしい、爽やかな一品です。

続いて鰆やシシトウのテンプラでしたが、写真はすっかり忘れていたようです・・・
その一品を飛ばして海鮮は貝柱のオリーブオイル焼きに水タコ。

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タコが苦手の同僚からもらってのタコ増量版。
最後に振りかけられたカラスミ山椒の風味がよく合います。

そしてメインの前にシェフからの差し入れ焼き鳥。

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マスカルポーネチーズソースも西洋風アレンジとしてグッド。

メインは選択式でしたが、オプション料金の不要な味噌漬けラムチョップ。

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オプション料金が発生しても、これを選んだと思えるラム好き。
初めて食べる味噌漬けラムは期待以上に美味しいラムでした。

そして〆はポルチーニ茸の炊き込みご飯に黒トリュフオイルをかけてもらいます。

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どれもこれも全部美味しく思えたのは、単に西洋料理に飢えていたからではなく、料理それぞれの質に加え、器やBGMを含むお店全体の雰囲気も大きなプラス要因。

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器やプレートに見られる青海波や麻葉の伝統的和文様大好きのオヤジですから、他のテーブルに置かれたテーブルクロスまで気になります。

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伝統的な柄をモダンなデザインにデフォルメされているのも、お店の雰囲気に似合っている印象です。

そしてデザートと飲み物。

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チーズケーキに創業400年以上という九州臼杵のカニ醤油も使用されたり、コーヒーカップは香蘭社のサムシングブルー
九州人として心高まるうれしいアクセントでした。

全体としても、オッサン連中にとって程よいボリューム感。
最後の晩餐に十分満足していただけた品の良いお店とお料理でした。

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明日からはまた、台湾飯どっぷりの毎日になることでしょう。