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KIMONOMODE

異国できもの暮らしをしています。


真夏の暑い日に仕上がりました。

シルクウール 単衣 番傘

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番傘なのに ウール入り ネットで見付けたやや黄ばみの出た反物でした。

黄色くなった商標には 「トルファン綿のすばらしい感触を是非」とありました確かに手触りはさらりとして張りもあり、なかなか良い品のようです。

とにかく頑張って仕上げました。完成!先生お助け下さり有り難う御座いました…

こんなコーディネートをしたいです

博多半幅帯と

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留学前、初めて親に買って貰った帯 (ポリエステル兵児帯、いまだにタグがついたまま)
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スコールの多い あの国で着てみようか。



今日は和裁

無言でちくちく、ではなく、先生と話をしながらゆる~く楽しく縫っています。
必死で自分の浴衣をほぼ終え、今は娘のウールきものを縫っています。急がねば。

10月に入り、きものカフェちどりさんでも 看板娘が衣替え。

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どんぴしゃ 私好みです しかも きものの大胆な花柄は染め付けではなく、織りの模様です!ゆえに布地はとても張りがあります  今はなさそうな 「凝ったきもの」です。
サイズが小さくなければ私がさらって帰るところでした。

袷の季節のはじめは大島に自然と惹かれます。

温暖化の影響と、静岡ならではの未練がましい暖かさ(暑さ)の所為で、どうも天気が良いと汗っぽくなりがち。
さらり、しゃきっとした手触りは、季節的にまだぬくもりが恋しい程ではない頃に重宝します。

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9月のシンガポール出張では大島一枚、明るめの紬一枚、帯2枚を入れて持って行きました。

グレーのビル群に黒、余り着物がはんなりしすぎず、さっぱりした気分で着られました。

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同じ色目の帯揚げでも…

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一段色目を明るくするとイメージが随分異なります。

肉より海の幸好きの私は 当地では必ず探し求める

OYSTER OMELETTE ( 海蠣煎) HAI LI JIAN

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ぷりぷりの牡蠣のオムレツです。片栗粉を多めに絡めてから焼くので、卵はかりっ、牡蠣はぷりっとします。
コリアンダーを沢山のせて頂きます。

大好きですが、 日本の繊細な牡蠣料理とはまったく違う、ワイルドな味です。

別途書いた シンガポールの 骨肉茶 
お店によっては これも注文できます

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「清蒸鯧魚」(潮州風) 

鯧の酸菜蒸し です。
私の大好物で、中国ではしょっちゅう自分で作っていました。
日本では一匹2,300円しますね。

ショウガ、酸菜、梅干し、赤唐辛子、椎茸、時にはトマトも一緒にあっさりと蒸し上げます。

そして 何が美味しいって… 蒸し汁 は マスト です。

二泊のシンガポール出張。

お客様のアテンドですので、食事のご希望に答えるのは大事なことですね。
この方は 接待等で豪華和食と中華には辟易…のようでしたので、察したとおり

「一番汚いところで一番ローカルなものを」

と、ストレートなご要望です。

そうくればこの国にはあふれる程のチョイスが揃っています。

肉骨茶 「バクテー」と読みます。シンガポールローカルフードを代表するスープです。

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はらりとしたご飯、ヨウティアオ(油条:揚げパンのこと)、「酸菜」カラシナの煮込み、等を、付け合わせの生唐辛子と黒醤油(真っ黒ですよ)
と頂きます。

その他、同じスープで煮たレバーも一緒に頂けます。

肉骨茶には、白いスープ(中華系)と黒いスープ(マレー系)の2種類があります。
白いスープはあっさりしていて胡椒が効いており、黒い方は薬草が約8種類入り濃厚複雑。骨付きリブも柔らかい。

実は亡き私の義父は料理好きで、中国では日常的に黒い肉骨茶を作ってくれました。
身内の誰かがお酒を飲み過ぎた翌日には必ずコトコト。。。

この薬草入りの方ですが、本当に効く!

食後は全身がぽかぽかと暖かくなり、良い感じに眠くなる…………

お肉は好きだけどコッテリ味はちょっと…という方には是非どうぞ。

(但し、ニンニクがごろごろ入っているので食後はお口がニンニク香…)





また行って参りましたシンガポール

今回は初めての娘無しの2泊強行フライト。朝早く名古屋へ新幹線へ走り、10時半の便で夕方現地時間16:20程に到着。

飛行中に既に娘が恋しくなりましたが、頭を切り換えて…そうそう一人となったら映画観なくちゃ。ワインも。

進行方向右側の窓際を希望すると、時間と天気にも因りますが 美しい日本列島を拝むことができます。

特に瀬戸内海辺りの島々の景色は、純粋にああ日本に生まれて良かった…と感激させるものです。

さて今回はある方のアテンドなのですが、この方とは現地集合。着くなりきものに着替えてミーティング。



夜はがっかり…の日本食。

翌日 ゲストをお連れして、私も初めての

MARINA SANDS BAY (略称:MSB)

へ行きました。洪水で三本立てにビルに船が乗り上げた…(失礼)最新!カジノ付きホテルです。

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中は広~いショッピングモール

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写真を撮ったり

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普段自分のためにふらふら観光するのと、初シンガポールの方をご案内するのとでは随分視点が違います。

今回はとりあえず MSBが新しいスポットなので此処をゆっくり堪能していただきました。
カジノには入りませんでしたけど。

それにしてもこのロケーション、この高さ。この設計。(てっぺんにプールが!)

地震大国日本人では如何に自信があろうともできなさそうな大胆設計。

シンガポールにはスコールはあっても地震がないのです。





何事にも 「法」「道」という名がつくと、権威を感じますね。
時代と共に 解釈が変わってしまったり、忘れ去られてしまう決まり事を後世へ残すために、「法」「道」をつけられて体系化されたものがあります。

日本の道 にも 茶道、華道、弓道、合気道、剣道 など、もとよりあった文化に、形を定めて伝えようとする目的で「道」がつけられました。

もともと日本には中国の儒教精神の影響が強く、孔子が説いた
「己の欲せざるところは 人に施すことなかれ」
つまり 和を重んじる(相手を思いやる) 精神が根付いていたことが重要です。

礼法も さかのぼって室町時代 弓術を得意とした小笠原家が武家の礼儀を武術と合わせて編纂する命を受けて確立されたのが始まりです。

但し 小笠原家の礼法は一子相伝であったので社会一般層には普及せず、江戸時代には武士の一部が「小笠原流礼法」として広めたものが規範無く伝わり、これらは次第に形式ばった形骸的なものとなってしまいました。
室町時代、武士が武士たるべき規範であった簡素な礼法は、この時代には形ばかりの儀礼的なものに変化してしまったのです。


現代に入り、小笠原忠統氏が源流である礼法を復活させ、「お止め流」(一子相伝)である礼法を正しく一般に普及させました。

基本は 「思いやりの心」。
相手を思いやる心が抜け落ちた礼儀作法は不快を与えるのみでしょう。

形が簡単であっても、気持ちが伝わることが何よりも大切です。

少しではありますが 堅苦しくなく 間違いなく 思いやりの気持ちが伝わる

人付き合いの潤滑油
としての礼儀 をお伝えできればと思っています。
 







6月に入ると、衣替えと共に 着物の小物も夏に向けて変わります。
まず 衿です


絽塩瀬:縦絽、横絽がありますが、横絽の方が多いようです。
絽縮緬
楊柳(たてしぼ)

本当はもう麻の半襟に切り替えて自分でじゃぶじゃぶ洗いたいのですが、雨で涼しい日には少々「まだ早いかな」とも思ってしまいます。

絽縮緬が縮緬地でふっくらしているので、6月や9月向きでしょう。絽塩瀬は比べるとしゃきっとしており、単衣~盛夏(7,8月)を通じて用います。
楊柳は薄めの生地が縦にしぼ(皺)が波のように立ち、肌に当たる部分に凹凸があるので心地良いものです。

私は絽縮緬をまず引っ張り出してさあ襦袢に縫い付けを…と思ったら、何と黄ばんでいる!
去年自分でしっかり洗ったのですが自宅で思い切って洗った結果でしょう。なんかぱさぱさしてしまっているし、本来の白さは何処へやら、よく言えば『生成り色』、
言い換えれば 『卵色』

だって汗かく時期にその都度ドライクリーニングなんて無理ですよね。

そんな訳で、生成り色が事実上、馴染む肌年齢に成ってきたわけで(涙)これをしっかり使うことにしました。
楊柳の半衿も大好きですが、まだ綺麗なので大事に大事に。。。

今日も雨がずっと続き、紫陽花のみが心和ませるお天気です。



6月に入ると、着物も袷より単衣に変わり、軽やかな素材感を楽しむ季節に入ります。
6月、9月は透けない単衣の素材、その間の7-8月は透け感の強い着物で涼感を強調します。
私の手持ちの単衣は

やわらかものが3枚
織りの着物が3枚
洗える素材の着物が2枚
 です。

特に好きなのは本塩沢の無地紺で、何かというとこれに手が伸びます。しゃり感がとても心地よく、はんなり感は有りませんが着ていて実に心地良いきものです。
ただし如何せん色が渋めの紺一色、初秋を意識すると9月にはどう着るか悩むところであります。

あと、そいうえば、つい昨日仕上げた和裁の最新作!アンティークの綿シルクを単衣仕立てにした着物が仲間入りしました。何だか黄ばんでいて笑ってしまう郷愁誘う出来上がりですが、勿論普段着止まりです
柄も
「番傘」
となると、今しか着られないでしょう…
何しろ元手が2000円ですから、嬉しいことひとしおです。です。自分で一生懸命仕立てると、こうも思い入れが違う物かと驚きます。改めて、和裁士という職業に感服いたします。