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KIMONOMODE

異国できもの暮らしをしています。





日本はとにかく季節の移ろいが早く その国を離れると ことさらにそのスピード感に驚かされます

さくらさくら と愛でたのもつかの間

藤よ
牡丹よ
芍薬よ
鉄線よ
花菖蒲よ
夏椿よ
紫陽花よ。。。


しっとりと花の色も濃さを増し 曇りや雨つぶに濡れて一層美しさを増して

こちら 常夏の国は

スコールに負けない強い花が頑張ります

菖蒲や紫陽花の見られないわたくしは

植物園にでも散歩に行って オーキッドガーデンとジンジャーガーデンに行って ショウガジュースを飲んで参ります。

さて季節と花を待ちわびる心を着物や帯に写し取るか、または季節を問わずに幾何学模様を選ぶか

欲張りは両方欲しいのです。。。(とりあえず 盆踊り 柄の帯は持っている)


ここには椰子の木はある。








楽しみにしていたヨガレッスンに朝早く行きましたが

待てど暮らせど先生現れず。。。

その間ストレッチしたり練習してみたり。

おかしいと思い 受付に聞いても埒があかず。

午後再度受付に電話すると、

「先生が水曜と木曜を間違えていたみたい。ごめんね~と言うことで、次回はタダにするということで、よろしくね」

お人好しの私は「OK」で済ませましたが。

果たして次回タダでレッスンを心安らかに受けることが出来るのでしょうか。。。



以前 大手学院で着付けを学んでいる時、ある先生がこんな事をちらりと漏らすのを聞いてショックを覚えたのを覚えています。

「オフの時も着物を着ようと思われますか?」という問いに

「嫌!家に帰ったら兎に角さっさと脱ぐ!オフの日は見たくもない」

と…。(見たくもないって。。。ウソでも良いから聞きたくなかった


「着物にはまった」私が猛然と着物の世界へ突き進んでいた最中に聞いてしまったこの発言はかなりショックでした。


確かに着物の「前仕度、後始末」にはある程度の気配りが必要になりますし、つい面倒臭くって…と数日ハンガーに掛けっぱなしにすると、奴さんポーズの着物が夜の夢の中でお化けとなって迫ってきそう。

けれど、洋服に置き換えても
「週末は制服(スーツ)を見たくもない」のと同じ気持ちなのでしょうか。

ちなみに、同時に投げた質問
私「毎日の足袋の洗濯、お忙しい中どうなさっているんですか」

答 「 毎日洗剤液に付けておき、週末に一気にまとめて洗う」だそう。







インドやマレー系料理の材料が良く揃う Tekka Centre へ朝行きました。
アジア風BBQの食材を求めに行き、
まず 希望の品が即、入手できました。

これ




バナナの葉っぱ。これで エイ の切り身をくるんで、サンバルチリ等スパイスを載せて包みます。24枚で4SD$。

寄り道したら私の大好物が!

                                              新鮮なココナッツパウダー
果肉を削った物を買い、後は家で簡単に絞れます。これで濃厚なココナッツミルクができるので、サラダや煮物も美味しくなります!
残りのカスも、う~ん良い香り
煎ると何とも言えぬ絶品フレークになります。











写真はありませんが、先日着物で昼食をとっていたときのことです。
場所は中国寺院の近くにあるクラシックな中華料理レストラン。

12時開店の12時丁度に一番乗りで入店し、がらーんとした店内でそわそわ一人座って相手待ちしていたとき…

(中国語で)「着物だ!」「着物だ!」
というささやき声が聞こえてきたかと思うと、突然走り寄ってきたウェイトレスに

「今日は~!初めまして。」
と話しかけられました。

目に食べられてしまいそうな位大きな瞳の中国美女。

聞けば、 単身日本で日本語留学した後、服飾関連の会社で2年仕事をしていたそう。出身は江蘇省。 着物の素材をちらりと見るなり、「それは麻でしょう?気持ちいいでしょうね」。。

日本で大家さんに着物を買って貰ったが、中国の実家に預けたままシンガポールに来てしまっていること。

私が着物を着ているのでつい話しかけてみたくなったそうな。
「着せて貰ったときはまだ痩せていたから、タオルとかでそれはもうぐるぐるにされました~」

今度実家より送って貰うと張り切って話を終え、連絡先を交換したところで 私の昼食相手が登場しました。

「着たくなったら連絡してね」

と約束して分かれました。

こんなひょんな出会いが有るのも、コミュニケーションツールとしての着物の魅力ですね。とても嬉しい出来事でした。





クアラルンプール経由で高原避暑地(?)キャメロン ハイランドへ家族で行ってきました。

見渡す限りの静岡川根茶~もとい、紅茶の一大産地です。


ここはかの タイシルク王 ジム,トンプソン氏が失踪した地ですね。
もう手摘みはしていませんが、良質の紅茶を生産しており、茶園によってはシンガポールが二つ分入る土地を所有しているんですって。お茶工場見学もしてきました。日本の茶摘み機が導入されて飛躍的に効率が上がったのです。(ガソリンエンジンと白い袋が付いた刈り取り機ですね)


ジープで1200Mまで上ってジャングルの中も探索して楽しみましたが、キャメロンハイランド自体はちょっと観光ずれしていて悲し。やたらイチゴイチゴと販売しているけれど、

お茶とイチゴっていったら
し、静岡…(実家)

広大なプランテーションを眺めながらちょっと静岡に思いを馳せておりました。(もったいないなあ)

クアラルンプールでは博物館で工芸品なども見てきたので、また整理してアップします。


ナシレマ (Nasi Lemak)...マレーシア式朝食



(色々食べましたがお腹も壊れず無事にシンガポールへ戻りました)








体調がなかなか回復しないにもかかわらず、出好きの私は 懲りずに朝からふらふらと出かけました。

行き先は 良く訪れるシンガポール国立美術館 (日本のそれとは比較にならないサイズですけどね)

そしてお目当ては特別展の 「 in the mood for Cheongsam 」チャイナドレスの世界です


20世紀初頭より、激動の中国では女性にも地位向上を求める意識改革が始まり、学識のある女性等は 男性の 「馬掛 ( ma gua )…男性の礼装ジャケット)を取り入れました。
それまで履いていたズボンを廃して裾を長くして仕立てることで、女性らしさを強調すると言うよりは男性に近い格好が好まれるようになりました。
厳粛な印象を与えますが、その素材や、凝った意匠には驚かされます。

私は10年ほど前に上海でチャイナドレスをテーラー仕立てで作って貰いましたが、この日美術館で見たものとは同じチャイナドレスとは言えないくらいの差があります…。
 (自身のサイズ変遷と向き合えず、10年ほど休眠状態…)

今回は 当美術館所蔵の、シンガポール人の着た1920代~現代までのチャイナドレス、
そして
1920年代~30年代の香港より賃借したもの、
そして
映像資料など
を間近に見ることが出来ました。

きものが好きになってからは、巷で見かける美しい布を見かけると別の世界にトリップしてしまうのですが、今日もまさしくそう。 覗き込みすぎて あやうくバランスを崩しマネキンに抱きつきそうになりました

だってこの美しさといったら


 ベルベットです
そして


モダン柄が流行した頃の幾何学模様です。じ~っと覗き込むと なんともオシャレ柄





 癖で、つい「きものの柄でも楽しい」と比較してしまいます
それにしても、マネキンが オードリー・ヘプバーン のスリーサイズですな。

上の cheongsam (実物はもう少し濃いエメラルドグリーン色)はシルクジョーゼット地に 手画き染めで模様付けされています。 (1960~70年代)

    キラキラの総スパンコール

 羽毛風の素材を バッグ、靴とお揃いで仕立ててあります。

テーラー仕立てが通常である中、上流社会の女性は高価なヨーロッパシルクも好み、働く女性は経済状況に応じて手頃なシルクを使いました。
 仕立て師らは需要に応じて、
1920年代頃より上海から香港、そしてシンガポールへ移住するようになりました。

 特に1930~40年代の日中戦争以降は、更に多くの仕立て師らが香港経由でシンガポールへ移住したそうです。

最後に、型紙を。




綺麗な服は気分を高揚させます。
予想していたより面白かったので沢山写真を撮ってしまいました。










よし今日はエネルギー注入だ!と乗り込んだのは 朝の 肉骨茶 (Bak Kut Teh)

街にはこのバクテー〈スペアリブスープ)は沢山有りますが、
結局いつも、屋外でのんびり中国茶とともに頂ける同じ場所となります。

TIONG BAHRU MARKET向かい 日本語看板もどんと出ています。

 マナガツオ(今日は少し生臭かったよ~)



そして スープお代わりし放題 嬉しい


↑私はご飯こんなに頂けません(スープ+にんにく1房大サービス)

お肉はほろっとほぐれる柔らかさ、ぱさつきは無く スープだけでなくお肉そのものも美味しいです(午後食べた人の中には、ぱさぱさだったと不満を持った人も)
私はお代わり3杯(朝から塩分摂り過ぎか)

↓付け合わせ

↑ヨウティアオ と キャベツ煮込み
 
↑ 梅菜煮込み と 奧にあるのは ニガウリ煮込み。梅菜はやや甘みがきついか。
どれも BAK KUT TEH スープで煮込みが効いてます。スープの油分で煮込む感じかな?

それにしてもやっぱり義父がいつも作ってくれた 骨肉茶の真っ黒さと漢方の味が忘れられません。 今はマレーシア風骨肉茶は減ってきているようなのですが、

義父秘方のそれには 漢方が8種入っており、 いつも仕事の合間の昼食に自宅でわいわい食べていました。

そうすると、 無性に全身がだるくなり 眠気に襲われたのでした。 

 昼休み時間にほぼ卒倒状態で 深い眠りに襲われたものです。
これは間違いなく漢方骨肉茶 の薬効でしょう。 強烈な胡椒と共に体が温かくなり、全身の血の巡りが良くなるのが何となく睡魔と共に体感できたものです。

夫や兄弟男衆は、お酒を飲み過ぎた翌日のお昼には必ずこの 骨肉茶を作って貰っていました。

肉が苦手な私も、義父のスープは大好きでいつも一緒に沢山頂きました。


その漢方八種をしっかりメモしたのですが、引っ越しのどさくさに紛れて無くしてしまったのが残念です。ただおおよそは覚えているので、生活が落ち着いたら自分であの味を再現すべく頑張りたいです。







異国でややぐったり不調の私をいたわってか、

夫君が連れていってくれたのが 久しぶりの 中国鍋です
([ Imperial Treasure Steamboat restaurant ])

大陸のように騒々しくつつき合うものでは無いのですが、やはり中国鍋とくれば忘れかけた血が騒ぐ
まあ お鍋はわいわい食べるのが楽しいですけれど。

若き日はそれはどんな油やらが使われているか解ったものでは無い鍋を勢いで友人とつついたものですが、さすがに最近は慎重に。。。
とにかく食費安全規制にはかなり厳しいシンガポールなので、MSG(○の素)以外は比較的怪しげではないでしょう。

本心では朝鮮人参と鶏出汁の割り下( 鍋底、と中国では呼ぶ)が滋養タップリで食したかったのですが 子供連れなので苦みを押さえて 基本の鶏出汁に



エノキを注文したらグラスにきゅっと立てられてきた



薬味
これらを好みで付け汁とブレンドして頂きます

以前中国では随分色々なお鍋を仕事、プライベートで食べたものですが、
突如記憶がフラッシュバックしてきたのは、
重慶で接待の席にて頂いた 重慶火鍋でした。これは真っ赤な色の鍋下に 200Gはあろうかと思うラードをどぼーん、と落としてからスタートする鍋

(あれは凄まじかった。ビジュアルなラードの塊と唐辛子、ビールの味しか覚えていない。)

ちなみに中国では激辛「魚頭火鍋」が大好きでした。(その名の通り、かち割った魚頭がメインです)

今夜はさっぱり美味しく頂きました。



段ボールに囲まれつつ、これから届く段ボールを恐れつつ、なんとか落ち着こうと努力中のシンガポール生活です。

きものは。。航空便にもかかわらず底が抜けそうになっていましたが、何とか救出

仮住まいに収納が少ないので、いまだ着物もぎゅーつっと呼吸困難中

体が 「きものを着たい~!」とムズムズし始めたので、 昨日の身内バーベキューで久々に浴衣を着ました。

ど派手な南国柄、しかもなんちゃって我が手縫いとあって話題もなかなか持ちました。
それよりも、

腰紐をぎゅーっつ、と締めたその瞬間、

「幸せっ

と、誇張でなく感じたのです。

たとえBBQで煙まみれになろうとも、スコールでびしょ濡れになろうとも、やはり
最高!の着物夜でした。

しばらくは混乱モードが続くので頻繁にはブログを書けないかもしれませんが、シンガポール着物生活を更新していきますね。

では