男子は前日に続き2連勝、女子は2連敗で明暗分かれる結果に | 早スポオフィシャルブログ

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関東大学春季リーグ戦 4月28日 日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館

 

 関東大学バドミントン春季リーグ戦は2日目を迎え、男子は青学大、女子は日体大との試合にそれぞれ臨んだ。男子は、接戦が続いたものの4ー1で青学大に見事勝利した。一方女子は、1部リーグ第1位の日体大の壁が高く、0-5という結果に終わった。

 

 前日の勝利で流れに乗る男子は、この日もシングルス1の今越健太(スポ2=石川・金沢市立工業)が相手を圧倒する活躍を見せる。第1ゲーム、第2ゲームともに危なげなく取り、チームを勢いづけた。しかし続くシングルス2では接戦の末負け、この時点でゲームカウント1-1とする。この重要な局面で登場したのは、ダブルス1の町田脩太(スポ4=長崎・瓊浦)・大西悠斗(先理2=東京・淑徳巣鴨)のペアだ。第1ゲームは相手の攻撃に対応できず落としてしまう。第2ゲームでは攻めの姿勢を見せ序盤からリードし、見事勝ち切った。勝負のファイナルゲームでは、交互に点を取るような展開。最後まで集中力を切らさず、鋭いスマッシュを決めたり相手のミスを誘ったりして点を積み重ねた。主将町田が二学年下の大西を引っ張り、最後はサーブレシーブを決め白星を挙げた。その後のダブルス2では快勝、シングルス3でも町田が気迫を見せ、青学大に対し4-1で勝利した。前日に続き2連勝し、1部昇格へ弾みをつける結果となった。

 

試合を戦う町田・大西

 

 前日の負けから嫌な流れを断ち切りたい女子は、シングルス1の岡本萌奈未(社2=千葉・西武台千葉)が試合の火ぶたを切った。第1ゲームは落としたが、スマッシュをコートの隅々に打ち分けたり、ヘアピンで相手を翻弄(ほんろう)する場面が見られる。第2ゲームをデュースの末勝ち取り、時にはガッツポーズも見られた。しかしファイナルゲームでは、どちらが点を取るか分からない勝負の中、あと一歩及ばず、惜しくも敗れた。その後もシングルス2、ダブルス1でストレート負けを喫する。ダブルス2の尾﨑羽音(社2=岡山・倉敷中央)・黒川璃子(スポ1=千葉・西武台千葉)のペアは、第2ゲームを取りファイナルゲームに持ち込む展開を見せた。だが相手の強烈なスマッシュに圧倒され、自身のミスも相次ぐ。第2ゲームで見せた底力を最後まで出し切ることができなかった。日体大相手に力負け、全敗に終わった。

 

サーブを打つ岡本

 

 男女で明暗が分かれた関東大学バドミントン春季リーグ戦2日目だった。しかし、それぞれに収穫・課題が見つかる価値のある試合だった。男子は2部で圧倒し1部昇格のために、女子は1部残留のために、今後も春季リーグ戦は続く。見逃せない戦いが続きそうだ。

 

(取材・執筆 栗原礼佳、 編集・写真 大日結貴)

※掲載が遅くなり、申し訳ございません。

 

 

コメント

町田脩太(スポ4=長崎・瓊浦)

ーー今日の試合で見事勝利を収めましたが、振り返っていかがですか

 ダブルスは2年生と組んでいるということもあって、勝たせてあげたいなという思いがありました。そこは勝たせてあげれて良かったなと思います。

ーー主将として、また最高学年として臨む春季リーグ戦、どのように感じていますか

 前回で2部に落ちてしまったので、まずは目標として1部昇格というのは絶対成し遂げたいです。そこに自分が貢献できるように頑張っていきたいと思います。

ーー前日に引き続き2連勝となりましたが、チームとしての今後の意気込みを教えて下さい

 2部で負けていたら1部の選手たちと戦えないと思っています。全部ストレートで勝つような戦い方をして入替戦(関東大学春季リーグ入替戦)に臨めたらなと思います。

ーー主将として、また最高学年として、個人的な今後の意気込みをお願いします

 これから東(東日本学生選手権)やインカレ(全日本学生選手権)があります。僕自身は今年でバドミントンは終わりなので、満足できるようにプレーをして結果にあまりとらわれず楽しんでやっていければいいかなと思います。

 

石橋結子(社3=茨城・常総学院)

ーー今日の試合の反省点はありますか

 1番上(の学年)だという責任感と自分が2つ取らなければいけないという責任感が結構ありました。自分からミスをしてしまうことが多く、それを断ち切れなかったところが反省点です。

ーー春季リーグ戦、主将としてチームをどのようにまとめていますか

 昨年先輩の代で、2部で1位になって入替戦(2023年度関東大学秋季リーグ入替戦)で勝って1部に上がることができました。今回も1部残留できることを目標に、チームみんなで頑張ろうという思いでやっています。

ーー今後の意気込みをお願いします

 何日か休憩が入ってからまた3日間リーグが続きます。その3日間で1試合でも多く勝ち、1部に残留できるように頑張りたいです。


 

結果 

▽男子団体 

早大○4ー1青学大 

今越健太○2ー0(21ー6、21ー7)武井俊輔 

富田剣斗●1ー2(12-21、21-17、16ー21)江口慶 

町田脩太・大西悠斗○2ー1(17-21、21ー18、21ー19)江口慶・岸公太郎 

今越健太・太田匡亮○2ー0(21-8、21-10)藤林翠・粂武志 

町田脩太○2ー1(15-21、21-18、21ー19)岸公太郎 

 

▽女子団体 

早大●0ー5日体大 

岡本萌奈未●1ー2(16-21、24-22、17ー21)今泉明日香 

黒川璃子●0ー2(8-21、11-21)工谷羽音 

石橋結子・岡本萌奈未●0ー2(19-21、20-22)関野里真・上中咲希 

尾﨑羽音・黒川璃子●1ー2(13-21、21-19、9ー21)谷川莉奈・梶原藍実 

石橋結子●0ー2(19-21、19-21)平原千裕