11得点で4回コールド 初戦を大勝で終える/春季リーグ戦1回戦 | 早スポオフィシャルブログ

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東京都大学連盟春季リーグ戦 4月14日 国士舘大学多摩キャンパス

 

東大 000 0=0

早大 740 ×=11

 

東京都大学連盟春季リーグ戦(春季リーグ戦)が開幕した。早大が初戦で相手取ったのは、昨年秋に1部昇格を果たした東大。初回、早大は佐藤玲弥(社3=静岡・飛龍)の2点本塁打を皮切りに、一挙7点を先制する。続く2回にも適時打や本塁打で4点を追加した。先発・稲垣拓朗(スポ4=群馬・新島学園)は3回被安打1四死球0と盤石の投球で、計8つの三振を奪う。最終回は佐藤が締め、4回コールドで白星発進となった。

 

 春季リーグ初戦の先発マウンドを託されたのはエース・稲垣。初回を三者凡退に抑え良い立ち上がりを見せる。2回には二塁打、3回には振り逃げのランナーを出すも後続を許さず、打者計8人を空振り三振に切って取った。代わって4回を投げた佐藤も、四球を一つ与えはしたが、気合いのこもった投球で相手打線を抑え込んだ。

 

3回無失点と好投した先発・稲垣

 

後攻の早大は1回裏、四球でランナーが出ると2番・佐藤が先制の2点本塁打を放つ。再び四球の後に稲垣が右前適時三塁打を放ち、三ゴロの野選でもう1点。さらに中内俊太朗(スポ4=東京・筑波大付)の左前適時二塁打と金丸佳史(人2=東京・佼成学園)の本塁打もあり、この回7点を先取した。続く2回には先頭の齋藤向陽副将(社4=群馬・新島学園)から本塁打が飛び出すと、左前二塁打で出塁した渡邊幸太(人4=千葉・市川)を鈴木寛汰朗(文構2=東京都市大付)が2点本塁打でかえす。その後4四球で押し出しの1点をもぎ取り、11対0に差を広げた。3回は無得点に終わったが、コールド勝ちで初戦を終えた。

 

佐藤の本塁打で先制

 

初回、ソロ本塁打を放った金丸

 

2回先頭に本塁打の齋藤向

 

2回に本塁打を打ちベンチでパフォーマンスする鈴木

 

昨季、打撃が振るわず国士舘大に敗れた早大。オフシーズンはバッティングを強化していたという。今回のコールド勝ちはその成果が出たと言えるのではないか。畠山陸主将(スポ4=高知西)が今大会の目標に挙げる「全勝して優勝」の達成に向け、幸先の良い滑り出しとなった。

 

(記事 田島凜星、写真 西本和宏)

 

◆コメント

稲垣拓朗(スポ4=群馬・新島学園)

――今日の試合を振り返って

 まず一勝できたのはとても大きいですし、打撃で勝ったというのは非常に良いかなと思います。

 

――3回を投げて8奪三振。ご自身のピッチングを振り返って

 無失点でいけたのはすごく大きくて、それが打撃につながったなと思います。ヒットを打たれたりとかボール球が重なったりとかもあったので、もっと落ち着いたピッチングができれば良かったです。

 

――オフシーズン中に重点的に取り組んだことは

 ボールを投げることに関しては回転をしっかりかけて、冬にたくさん投げて打者との対戦をしたというところと、出力を大きくするためのウエイトトレーニングをしていました。打撃練習にも力を入れていました。

 

――リーグ戦の個人としての目標は

 優勝するために、打って守って投げて、チームの勝利に貢献できるようにしていきたいと思います。

 

――来週の中大戦に向けた意気込み

 初戦で勢いをつけられたので、中大戦もしっかりコールドで終わらせられるように、打って勝ちたいと思います。

 

佐藤玲弥(社3=静岡・飛龍)

――今日の試合を振り返って

 監督が代わって初めての試合ということだったので、勝ちたいなと。結果が良かったのでほっとしている感じです。

 

――1打席目は先制ホームランでしたが、打った時の感触は

 打った瞬間に「入ったな」と確信しました。気持ちよかったです。

 

――ピッチングの手ごたえは

 ライズ(ボール)が今日高めに浮いてしまったので、そこを修正して次の試合に臨めたらと思っています。

 

――オフシーズンの間に取り組んだことは

 ライズです。今までドロップというボールを投げてきたんですけど、最近ライズを主体にして配球を組み立てられるようになってきたので、そこが一番良かったです。

 

――次の試合の意気込み

 次の試合は中大戦なので、また同じように初回に先制して、良い流れで次の国士舘大戦を迎えられるように頑張りたいと思います。

 

畠山陸主将(スポ4=高知西)

――今日の試合を振り返って

 まずは春リーグ初戦というところでしっかりコールド勝ちを決められたところは、チームの課題としても良かったと思います。あとは、木村さん(木村秀雄監督、平8理工卒=山口・柳井)が監督になられてから最初の公式戦ということも含めて、勝ち切ったのはすごく良かったです。

 

――今大会の目標は

 全勝して優勝することです。一番(の山場)は4月27日の日体大戦、国士舘大戦だと思うので、そこに向けてしっかり準備していきたいです。

 

――オフシーズンの間にチーム全体で強化していたことは

 一番はバッティングに力を入れています。関東インカレでも国士舘大から点を取れずに負けたっていうところも含めて、冬はずっとバッティング練習をメインでやっていました。今日は11点取れてしっかり勝ち切れたので良かったんですけど、自分たちは日体大戦、国士舘大戦を見据えているので、そこでどれくらい点を取れるかかなと思っています。

 

――現在のチームの雰囲気は

 かなり良いと思います。プライベートでも仲が良い選手が多いですし、それだけでなくソフトボールの話も真剣にできるような仲間が揃っているので。コミュニケーションの量も十分ですし、雰囲気もとても良いです。

 

――次の試合の意気込み

 次は来週の中大戦と慶大戦で、そこも自分たちのバッティングの課題は変わらないので。今日の試合のようにしっかりコールド勝ちして、次の試合にまたつなげられるような試合にできればなと思っています。