攻守かみ合い春季オープン戦2連勝/桐蔭横浜大学戦 | 早スポオフィシャルブログ

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春季オープン戦 3月30日 安部球場

 

桐蔭横浜大 000 200 100=3

早大    000 401 16✕=12

 

 浦添キャンプからの帰京以来対外試合負けなしの早大は、直近4年間で2人のドラフト1位指名選手を輩出した、神奈川大学野球連盟の強豪・桐蔭横浜大学との春季オープン戦に臨んだ。


 早大の先発マウンドに上がったのは、大学野球ラストイヤーを迎える中森光希(文構4=大阪・明星)。浦添キャンプ以来好調を維持している中森は、初回から三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せる。しかし4回、先頭打者に四球を与え、連打で先制を許すと、併殺の間にも追加点を加えられ、4回2失点で降板となった。


 先制を許した早大は、すぐさま反撃開始。先頭の山縣秀(商4=東京・早大学院)への死球を皮切りに四死球のみで満塁の好機を作ると、中村敢晴(スポ4=福岡・筑陽学園)が中前に適時打を放ち、同点に追いつく。さらに田村康介(商3=東京・早大学院)も右翼線に落とす技ありの適時二塁打で続き、逆転に成功した。その後、6回、7回にも追加点を奪った早大は、3点リードで迎えた8回に梅村大和(教4=東京・早実)が右翼手の頭上を越える二塁打で出塁。その後、四球を挟んで6連打の猛攻で一挙6点を追加し、終盤に大きなリードを確保することに成功した。


 投手陣も7回に失策絡みの失点を許したものの、相手打線を危なげなく抑え込み、状態の良さをアピール。最終回には、髙橋煌稀(スポ1=宮城・仙台育英)が2三振を奪う制圧力溢れる投球で試合を締め、早大が12-3で桐蔭横浜大学を相手に勝利を飾った。


 投打が完全にかみ合った早大は、この日12安打、11奪三振を記録。東京六大学春季リーグ戦の開幕が2週間後に迫る中、最高の形で残りのオープン戦に弾みをつけた。

 

先発の中森

 

4回に適時打を放った中村敢

 

4回に適時打を放った田村

 

8回に適時打を放った石郷岡

 

9回に登板した髙橋煌

 

(記事 林田怜空、写真 沼澤泰平)

 

※学年は令和6年度(新年度)のものです。

 

◆コメント

田村康介(商3=東京・早大学院)

ーー今日の試合を振り返って

リーグ戦(東京六大学春季リーグ戦)に近づくにつれて、チャンスでの1本が自分としても チームとしても出てるんで、そこは継続していきたいと思います。投打が噛み合っていい試合だったなと思います。

ーー4回の適時打を振り返って
正直、先発ピッチャーはちょっと自分は得意ではなくて、 どうしようかと思った時に、粘ってしぶとく打つしかないなと思っていました。それが体現できて良かったと思います。

ーー浦添キャンプ時と比べて打撃の調子は
徐々に良くなってると思います。

ーーその要因は
社会人のピッチャーいっぱい見ているので、その対応力というのが上がってきたのかなと思ってます。

ーー定位置争いが激しくなってきているが、どのように感じていますか
スタメンは結果的についてくるものなので、与えられたチャンスを1個1個大事にしてプレーしていきたいと思います。

ーー次戦への意気込みをお願いします
いい流れで今勝ち続けていますし、自分もいいとこで打ててるので、これを継続できるように一団結してリーグ戦優勝へと向かっていきたいと思います。

 

中森光希(文構4=大阪・明星)

ーー今日の試合を、投手陣として総括してください
 今日の失点は、4回の自分が取られた2点と、7回にライトのミスから取られた点の3点だったんですけど、両方とも先頭打者への四球から失点しているので、そこは課題かなと思います。ただ、先頭に四球を出した後にビッグイニングを作られなかったところは収穫かなと思います。

ーー初回から三振を奪う好投でした。今日の投球を振り返っていかがでしょうか
初回は割と良かったんですけど、2回の連続四球だったりとか、それこそ4回も四球から点を取られているので、そこは過大かな、と思います。

ーー沖縄キャンプのHONDA鈴鹿戦でも3回無失点と安定した投球を披露されていますが、冬を越えて手ごたえを感じている部分があれば教えてください
 自分は冬に筋力トレーニングに力を入れていて、そこが球速の面、特に平均球速が上がっていたので、そこは手ごたえを感じている部分かなと思います。

ーー次回登板に向けて、意気込みをお願いします
次回は四球を出さないように、3人でピシャっと斬れるように頑張ります。

ーー春に向けて、意気込みをお願いします。
自分たちはまだ優勝できていないので、そこに向けて頑張ります。