大会3日目は出場全選手予選敗退・・・熱戦もいよいよ中盤へ | 早スポオフィシャルブログ

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国際大会代表選手選考会(50m) 3月19日 東京アクアティクスセンター

 

 国際大会代表選手選考会3日目。昨日はついに五輪内定者が決まり、興奮冷めやらぬ中この日は計11レースが行われた。早大からは、5名の選手が出場し、各選手がしのぎを削る争いを繰り広げた。

 

★亀井と柴田が100メートル背泳ぎに登場

 女子100メートル背泳ぎには、亀井涼子(スポ2=東京・淑徳巣鴨)と柴田菜摘(商1=東京・早実)が登場。「最近、前半を29秒台で入ることができていなかった」と前半のスピードにやや苦戦していた亀井だったが、今日のレースでは、前半の50メートルから29秒91というタイムで、3位で折り返す。「後半あまりにもきつすぎた」と振り返った通り、ラスト25メートルで粘り切ることができず惜しくも準決勝進出を逃した。また、この種目4組に登場した柴田は、テンポよくレースを展開したが全体27位で予選を終えた。

レース直前、集中する亀井

 

★早大からは3名が出場!200メートル自由形

 金星洋将(スポ3=大阪・桃山学院) 、林大輝(スポ2=大阪・同志社香里)、飯田 光達(スポ1=東京八王子学園八王子) の3人は、男子800メートル自由形に出場した。年末年始にインフルエンザに感染し、本調子ではなかったという飯田。持ち味の大きなストロークでなんとか前を泳ぐ選手に食らいついた。しかし、300メートルを過ぎたあたりから、先頭との差がひらき出しこの組6位でのフィニッシュとなった。さらに、予選3組には、早大から金星と林の2名が登場。両者とも前半から積極的なレースを展開したが、自己ベストを更新することはできなかった。

終盤粘りを見せた金星

 

 8日間にわたる長い戦いもいよいよ明日で前半を終える。全ての選手が熱い思いを持って挑む今大会。パリ五輪への切符は一発勝負の戦いということもあり、会場内は独特な雰囲気に包まれる。それでも早大勢は各々が自分を信じ、堂々とした泳ぎを見せている。残り5日間も選手たちが納得のいく結果を残し、見応えあるレースを繰り広げてくれることを期待したい。

(記事 大村谷芳、写真 神田夏希)

結果

◇予選

女子100メートル背泳ぎ 

亀井涼子 1分02秒78【20位】 日本学生選手権突破

柴田菜摘 1分03秒60【27位】 日本学生選手権突破

 

男子800メートル自由形 

飯田光達 8分16秒68【34位】

金星洋将 8分17秒52【35位】

林大輝 8分27秒64【45位】 

 

コメント

亀井涼子(スポ2=東京・淑徳巣鴨)

――緊張はありましたか

あまり緊張はなかったです。

――前半29秒台で入りました、レースを振り返っていかがですか

最近、前半を29秒台で入ることができていなかったので、それを達成できたのは良かったです。後半、あまりにもきつすぎたので、そこは練習不足かなと思います。

――50メートル、200メートル背泳ぎの意気込みをお願いします

このレースから切り替えて、50メートルと200メートル背泳ぎで良い泳ぎができれば、タイムも出ると思うので頑張りたいです。

 

飯田光達(スポ1=東京八王子学園八王子)

――レースを振り返って

年末年始にインフルエンザにかかっていて、そこでトレーニングをつめていなかったことが今ここで出てきてしまったと思います。

――会場の雰囲気、緊張感には慣れましたか

いつもの大会の会場のままなので。少し装飾が増えたかなくらいの感覚です。

――残りの種目への意気込みをお願いします。

インカレ(全日本学生選手権)などの重要な試合にも関わってくるので、今回あまり調子は良くないですが、ここでしっかりとタイムを出して諦めずに頑張りたいと思います。