【バスケットボール】見せ場なく、青学大に完敗 | 早スポオフィシャルブログ

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第89回関東大学リーグ戦 9月29日 神奈川・東海大湘南キャンパス

 前日の試合で関東大学リーグ戦(リーグ戦)2勝目を手にした早大は強豪・青学大と対戦した。序盤から相手の激しいディフェンスのプレッシャーに押し負け大量リードを奪われると、最後まで早大らしいバスケットを見せることなく完敗。強豪相手に格の違いを見せつけられてしまった。

早スポオフィシャルブログ「ただいま取材中!」-ドライブで仕掛ける池田

 「すべては最初の5分」(G河合祥樹、スポ1=京都・洛南)と言うように、序盤で試合の流れは決まってしまった。試合開始から青学大の激しいディフェンスのプレッシャーに押し負け、苦しい外のシュートを打たされるシーンが多く見られた。さらにターンオーバーを連発し、開始から7分間で2-25のランを許してしまう。意地を見せたい早大は第2クォーター(Q)、河合がスリーポイントシュートを決めるも後が続かず、オフェンスは単発なシュートだけになってしまう。ディフェンスも後手に回り、相手にフリーなシュートを何本も打たれて失点し、24-53で前半を折り返す。

 第3Qも常に主導権は青学大にあった。何度もオフェンスリバウンドを許してしまい失点すると、この日最大の37点差をつけられたところで早大はタイムアウトを要求。タイムアウト後はG池田慶次郎(社2=東京・京北)のシュートなどで徐々にオフェンスでもいい形を見せるようになる。第4Qに入るとオフェンスでは積極的に仕掛けるプレーが目立ち始める。池田のバスケットカウントなど果敢にドライブでインサイドへ攻め入り、ファウルを獲得しフリースローで得点を重ねていく。ディフェンスも後手に回っていた前半とは変わり、相手に簡単なシュートを許さない。しかし序盤の大量ビハインドが重く響き、点差を大きくつめることなく59-87で完敗した。

早スポオフィシャルブログ「ただいま取材中!」-積極的なプレーで16得点の活躍を見せた河合

 早大らしいディフェンスからのブレイクがこの試合では全く見られないままの敗戦。リーグ戦ここまでわずか2勝と、早大らしい形を出せない試合が多く見られる。次戦は2週間後の東海大戦。東海大も青学大と並ぶ強豪校だ。次の試合までの2週間でチームを立て直し、本来の形を取り戻せるか。リーグ戦は残り4試合。早大の意地を見せて1つでも多くの勝利をつかみとりたい。
(記事 東哲也、写真 岩本剛志、丸山美帆)


◆結果
●早大59―87青学大

◆コメント
G池田慶次郎(社2=東京・京北)
――本日は強豪・青学大との試合ということでどのようなことを意識して臨まれましたか
チャレンジマッチということをチームで意識しました。しかし出だしでつまずき、5分ほどで点差が開いてしまいました。集中が切れたわけではないですけど、少し緩んでしまい、そこからズルズルといってしまった感じです。
――ご自身の前半を振り返って
相手の勢いが強く、さらにプレッシャーも強かったです。それにのまれてしまいました。その中で、もう少し攻められた部分があったと思います。
――後半はバスケットカウントをとるなど積極的なプレーが見られましたが
前半で不甲斐なかったというか、できなかった部分を修正しようとして、積極的にゴールにアタックしました。
――今後の試合に向けて、チームとしてまずはどのようなところを変えていきたいですか
今のところチーム状況としては最悪ですし、できていることが少なくて、改善すべき点がたくさんあります。具体的なことがたくさんありすぎますね。チームとしては、一つ一つこの秋の期間を利用して徹底していかないと、この先大変なことになると思います。倉石さん(平監督、昭54教卒=東京・早実)の下で、みんなの気持ちを一つにして頑張っていきたいと思います。
――次の東海大戦へ向けて一言お願いします
この期間を利用してチーム状況を良くし、またチャレンジマッチをしたいと思います。

G河合祥樹(スポ1=京都・洛南)
――きょうの試合を振り返っていかがですか
前回、青学大に自ら向かっていって10点差ぐらいの良いゲームができたんですけど、今回は最初から受けてしまって青学大の勢いというか最初から当たってくるところに自分達が引いてしまって、そのまま最後の点差に現れてしまったという感じです。
――きょうの敗因はなんですか
やっぱりすべては最初の5分で、だいたい20点から30点ぐらいあけられてしまって、そこがすべての敗因だったと思います。
――相手のディフェンスのプレッシャーに押し負けてしまった印象がありますが、どう感じていましたか
やっぱり向こうはウエイトトレーニングとかすごいフィジカルなところで鍛えてきているので、そういった面で僕たちが劣っていたのでそこでやられてしまったと思います。
――外のシュートを積極的に打っていましたが、意識していたことはありますか
特には考えていなかったですけど、打つべきところで打っていかなければ、シュートを打たなければ点数も入らないので、これだけ点差があいてしまったら自分ができることが何なのか、すごいレベルの高い青学大に挑戦しよう考えに変わったので積極的にシュートを打っていきました。
――次の試合まで2週間空きますがチームをどう立て直していきたいですか
やっぱり練習を厳しくして、練習の中で試合より試合以上のプレーをできるように、みんなで声出しながら頑張っていきたいと思います。
――次の東海大戦に向けて抱負をお願いします
東海大もきょうの青学大みたいにすごい身体を使ってあたってくるので、それに負けないように2週間ちゃんときょう出た反省点を、たくさんあるんですがそこを修正していきたいなと思います。

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