(私立中高一貫校へ通う中学生へ)
日常とのギャップを意図的に作り、
メリハリのない生活からの脱却を!②
◆「中だるみ」になってしまった場合の対処法
前回は、夏休みの過ごし方についてお話ししました。
2学期が始まった今回は「中だるみ」についてお話ししたいと思います。
私立中学生は、「高校受験」がありません。
ですので、入学したての1年生は別としても、2・3年生になると、どうしても「中だるみ」が出てきてしまいます。
この「中だるみ」になってしまった場合、どのようにこの状態から抜け出せば良いのでしょう。
そもそも、「中だるみ」とは、生活に変化がないことから生じる「退屈感」に他なりません。
公立の中学生は、「高校受験」という大きなイベントがあるため、「中だるみ」にはなりにくいものです。
一方、私立中学生は、中高一貫教育のため、高校1年生は中学4年生とも言えてしまいます。
そこで、生活の変化を意図的に作り出す必要があります。
1つ目は、どれか1科目を徹底して勉強をするというパターンです。
これは最も得意な科目か、逆に最も苦手な科目のいずれかがよいでしょう。
例えば、二学期の定期テストをターゲットにして、その科目だけは過去最高点を狙うのです。
こうして良い結果を出せた場合、得意科目ならば更なる自信となり、苦手科目ならば「もう苦手ではない!」という気持ちになります。
いずれにしても、大きな自信と達成感を得ることが出来るでしょう。
2つ目は、検定やコンテストを狙うというパターンです。
英検や漢検はお通いの中学校で、既に課されているかもしれませんが、「数学検定」や「語彙読解力検定」というものもあります。
論文や絵画のコンテストに応募してみるのもよいでしょう。
各種検定であれば一度取れば一生モノで、絶対になくならない貴重な財産になります。
そして、コンテストで入賞できれば、大きな自信につながります。自分の埋もれた才能を発見できるかも知れません。
3つ目は、施設見学(社会)や実験(理科)で実際に体験をしてみるというパターンです。
例えば、歴史で覚えた「大森貝塚」は、大森貝塚遺跡庭園として現存しており、実際に訪れることができます。
また、実はレモンに電極を挿すと電池として機能し、たくさん使えばスマホの充電も可能です。
いずれも中学生で必ず学習する単元ですが、施設見学や実験を通して、実際に体験してみることによって、教科書等の記述のみの場合と比べて、格段に記憶に残りやすく、その科目に対する興味も、より深まることでしょう。
いかがでしょうか。
一口に「中だるみ」といっても、生徒さんの性格や状況によってアプローチの仕方は異なります。
ピンとくるものがあれば、ぜひお試し頂ければと思います。
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