勉強のやり方を変えてみよう!
(私立中高一貫進学校編①)
中高一貫校の中学1年時の過ごし方で、最も意識していただきたいのは、「学習内容を表面的に暗記せず、しっかりと理解すること」です。
もちろん、あらゆる学年・科目に当てはまることですが、中学1年生においては特に意識して頂きたいことだと思っています。
その理由は、私立中学校と公立小学校の授業のギャップの大きさです。
申し上げるまでもないことですが、私立中学校は、総じて学習のペースが早く、かつ内容も高度です。
その認識を持たないまま過ごしてしまうと、学習のリズムがつかめないまま、徐々に授業の内容を理解しきれなくなってしまいます。
この時、「自分は理解できていないな」と自覚出来ている生徒さんはごくわずかで、大半の生徒さんは、(半ば無意識的に)表面的な暗記で乗り切ろうとしてしまいます。
このような丸暗記型の学習習慣がついてしまうことを防ぐ方法は、「学校の授業でインプットした内容を、できるだけすぐにアウトプットするクセをつけること」です。
「学んだ授業内容を誰かに教える(説明する)こと」が理想的ですが、友達同士ではなかなか難しいかもしれません。
そこで私からお勧めしたいのが「授業のまとめノートをつくること」です。
その日に学習した内容の要点を、自分なりにまとめてノート化します。
1日10分程度でできる簡単なもので構いません。それくらいから始めないと、長続きしません。
慣れていき、習慣化するに従って、内容を充実させていけばよいのです。
例えば、数学の一次方程式の単元で、「等式の両辺に同じ数の+-×÷ができる」などと書き込み、具体例の等式を1つ書く程度で十分です。
この作業は、授業の内容をどのようにまとめるかを「考える」ことが不可欠なので、丸暗記型の学習スタイルに陥ってしまうことを防いでくれます。
また、学校の教材が教科書であろうが先生独自のプリントであろうが、試験前には自筆のノートを中心に見直せばよく、独自のプリントだから対策が立てにくいということも起こりにくくなります。授業の都度にまとめていくので、よくわからない箇所を早期に発見できるという効果もあり、学校の授業についていけなくなることを防止することができます。
さらに、定期試験前はこのノートを中心に見直せばよく、試験対策に使う時間を節約・効率化できるため、通っている進学塾や、部活動とも両立しやすくなります。
(次回は、中学2年時に気をつけたい事をお話しいたします)
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