同期入社の同僚A氏が4月いっぱいで退社するので、5月からは私が同僚A氏に代わって2トン車に乗務する、私が今まで乗務している地区は丸っきり経験のない素人の新人に担当させる、そのために今週いっぱいは私が新人の同乗指導を「する」、来週いっぱいは私が同僚A氏の担当地区の同乗指導を「受ける」と言う話で、今週の月曜からスタート。但し、まるっきり経験のない新人の同乗指導期間が1週間しかないと言うのはまともではありません。そりゃ、無理です。私は3週間指導を受けましたが、それでも独り立ち直後には四苦八苦しました。
やって来たのは70歳近い新人B氏で、以前は某販売会社の営業職で日本全国を自動車で走り回っていたとかで自信満々です。但し、その割には運転が下手、道交法はまともに覚えていない、左折する時に左側に自動車1台分くらいの隙間を残して左折する、一番酷いのは挨拶が出来ない。今までどうやって仕事してきたのか大いに疑問ですが、配達に行った某法人の社長さんに向かって「どうも」とだけ挨拶したのにはびっくりです。走行中には同乗指導の一環としてあれこれと当方は話をするのですが、何故かこの新人B氏は自分の昔話とかを始めてしまいます。今教わることを覚え損なったら、苦労するのは自分だと言う事には気が付かないみたいです。
でもってこの70歳近い新人B氏、運転手なんて仕事は誰にでもできると思っていたみたいです。自動車を走らせるだけの運転手だったら免許を取得したばかりの初心者にだってできますが、貨物自動車の運転手って車輛を運転する作業と荷物を積み下ろしする作業の比率が50:50くらいなんです。しかも、宅配的な仕事をする運転手は、概ね自分の担当地区の道路なんてほぼ覚えている、日常的に顔を出す配達先・集荷先なんて地図見なくてもたどり着ける、、、。
「初日の今日は全くのお客さん状態で構いませんが、時間は1週間しかありません」と言って実演?スタートで、現場にたどり着いたら教官役?の私は地図なんか見ないで狭い路地やらを走り回る、初めて配達に行く相手でも「このお客さん初めてだなぁ」とかなんとか独り言を言いながらも地図をロクに見ないでもたどり着いてしまう、、、。別に私に才能があるわけでもなんでもなくて、仕事で毎日一定の狭い地域内だけを走り回っているんだから覚えちゃっていると言うだけの話です。どうもこの辺りでカルチャーショックを受けてしまったらしいです。
あれこれ教えながら3日間走り回って4日目の朝、70歳近い新人B氏は「短い間ですがお世話になりました」とか言って会社を去って行きました。同僚A氏が辞めた2トン車の穴?は先輩C氏が乗務する、と言う事になったのですがこれには先輩C氏が猛反発します。「オレは2トン車なんて乗らないよ、それで社長が気に入らないって言うなら辞めてやるよ」と言い切って、社長とトップ交渉?したらしいのです。
結局ふたを開けてみたら、同僚A氏の辞めた後の2トン車は社長が自分で運転する、先輩C氏も私も担当地区は変わらず、と言う事になりました。唯一の変更点は、私も先輩C氏も1か月に1回か2回は日曜日に出勤して平日に代休を取得できないか、と社長が言い出して来たことです。「第2日曜じゃなければいい」とだけ答えておきましたがそりゃそうだよ、毎月第2日曜は懇意にしている歌手の人の応援に行く予定が入っているんだから、仕事なんかよりも歌手の人の応援の方が重要なんです。一体これで、何を人事異動したんだか(笑)。
因みに先輩C氏は2トン車の運転経験はほぼ皆無、私は一通り10トン車くらいまでは運転経験はあって免許制度上は運転できない車種は無いんだけれども我が勤務先の2トン車でやっていた仕事の経験は皆無、、、こんな状態で、よくも人事異動をしようなんて思いついたものです。実は内心、日曜出勤の日が来る前に退職届叩き付けてやろうと思っています。ま、実際にはそこまで思い切ったことは出来ないですが。序でに書くと、3日間で辞めたのは我が勤務先での最短記録かと思ったら、、、半日で辞めた人が以前にいたんだそうです。
いや~、転職は慎重にしないとね(大笑)。