先週の土曜日で玉掛け(たまがけ)の技能講習が終了しました。クレーンなどで荷物を吊り上げる際のワイヤ掛けをするための資格なんですが、この資格がないとクレーンの方の資格だけあっても実際の作業が出来ません。移動式小型クレーン付きのトラック(いわゆるユニック車)を運転して荷物を運んでも、自分自身では現場で荷物を降ろすためにクレーンを使うことが合法的には出来ませんから随分酷い話です。
「荷物持ってきました」
「をを、ユニックだったらそこに降ろしておいて」
「あの~、玉掛けの資格無いから降ろせません」
「あなた、クレーンの資格はあるんだろ?」
「クレーンの資格しかありません」
「ふざけるなよ(怒)、それなら自分で担いで降ろしやがれ」
とまぁ、こういう話になります。若い頃は条件さえ良ければ1日に鋼材を10トンほど担いで降ろしたりと言った作業もしたことはありますが、10トン分の鋼材を2階まで担いで持ち上げるとか言った作業は、、、先ず無理です。私が担いでいた鋼材と言うのは気泡コンクリート板を使った、いわゆるALC建築用の山型鋼だったのですが、あれだって細いように見えても1本辺り37kgですから小柄な女性一人分くらいです。
いずれにしても大型特殊車、移動式小型クレーン、フォークリフト、玉掛けと、運転手復活?に向けての技能系資格取得の計画は全て終了しましたが、久々に教室に缶詰になっての勉強をしたので精神的にはかなり厳しかったです。学科試験の方は2択式・マークシート式なので完璧に当てずっぽうでやっても理論上?50%は当る筈ですが、当然ながら50%正解では不合格です。なによりも実技の方はほとんど初めてみたいな内容なので、やはり精神的に追い詰められたような気がします。実際に作業する場合はもっと違った条件ですからそれ程精神的に追い詰められることはないと思いますが、あの切迫感はあと1か月続けたら恐らくは精神的に変調をきたすと思います。私、見掛け程には打たれ強くないので、、、それでも、どうにか必要な資格の取得は全てできました。
そんなわけで今日からは通信教育で日商PC検定3級の勉強と、危険物取扱乙種4類の勉強を始めました。腕力勝負だけの運転手になることは現在の年齢では無理ですから、一応は事務仕事も出来る証明としてパソコン関連の資格は取得しておきたいわけですね。当然ながら普通にパソコンは使うことは出来るし、ついでに書くとパソコンの自作なんて言う低スキルの作業ならば幾らでもやりますが、生憎ですが「出来ます」と大声で叫んでも客観的に証明する手段は、なんらかの資格を取得しておく以外の方法はありません。そんなわけで、これから暫くは問題集とにらめっこするようになります。それでも、予定していた技能系の資格取得は全て終わったので、本当にホっとしました。