結構初歩的な戦術です。例えば、2万隻の艦隊で10万隻の連合艦隊と対峙する時に、そのままで向かい合ったら勝ち目は少ないから、敵方の1万隻程度の艦隊とだけ10回対峙するってな方法ですな。戦力全体では2万対10万なので当方の戦力は敵方の1/5に過ぎませんが、2万対1万の戦闘に持ち込めれば常に敵方の2倍の戦力で戦えるので、2万対10万ならば結果的には1/5の戦力の当方が圧倒的に有利、と言う考え方です。銀英伝を見ていると徹底してこの発想をすり込まれます。
でも、この発想は欧米列強が植民地支配していた時の発想をほぼ踏襲しています。支配地ごとに支配条件を変えておけば、支配地相互の連携がしにくくなるから各個撃破しているようなものです。或いは、「協力してくれればA島の支配権を譲渡する」なんて約束を、お互いに対立しあっているB勢力とC勢力に二股膏薬的に約束してて代理戦闘させて自分たちは痛くも痒くもない、なんてのはヨーロッパ人がついこの間まで散々やっていた手法です。
翻って知り合いの勤務しているある会社の社長、面接のたびに応募してきた人間に話す雇用条件が違うようです。以前は「勤務時間は18:00まで」と言っていたのに途中から「勤務時間は18:30まで」と言い始めちゃったので、同じ会社の人間で人によって雇用条件が異なるとか、まぁ、変な現象が起きます。そこの会社の社長は悪運と自己主張だけが強くてどちらかというと愚鈍な人なのだそうで、各個撃破なんて高度なテクニックではないようです。単に物忘れが酷いから前回の面接で説明したのと同じ雇用条件を、次回の面接の時に話すことが出来ないそうで、、、。