価値あるプレイヤーが生まれる国 | 大学からJリーグ参入を目指す WASEDA UNITED社長のブログ

価値あるプレイヤーが生まれる国

以前の記事 で、wage cost(いわゆる人件費)とクラブの順位にはある程度の相関があることを示しました。

それでは、そういったヨーロッパの強豪クラブの wage cost はいったい何処へ流れる傾向があるのだろうか?

下記は、2010年W杯出場国の選手達の経済価値を比較したグラフです。

今大会はスペインが優勝したわけですが、実際にスペイン代表の選手達は経済価値で見ても世界一だったことが分かります。ブラジルやアルゼンチンもヨーロッパへのサッカー選手移籍大国だけあって、世界マネーの流れてくる資金量が大きいです。

ようするに、
どこの国に世界のマネーが流れているか? ≒ どこの国に世界的に価値あるプレイヤーが育っているのか?
ということなのだと思います。


経済という観点で、日本にかつてバブルがもたらされたのも、世界がそれだけ日本の物作りや日本人に価値を見出していたからだと思いますし、逆に、現在全く世界からマネーが流れてこなくなった理由も、同様の理由で説明できてしまいます。

サッカー界でも一般社会でも、どうやって世界的に価値あるプレイヤーを日本人から育てていくかは、国策に関わる重要な問題であると感じます。


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(参考)
資金力のあるクラブほど強い? (本ブログ)
The value of teams in World Cup 2010 (Football finance)