こんにちは。広報係長の新津です。
12月6日に開催された日置流大会の様子をご報告いたします。

日置流大会は、筑波大学弓道部が主催の大会です。
全国の日置流を学ぶ者、またこれから日置流を学ばんと志す者が一堂に会し、技を競い、共に高めあうことが旨の大会です。

室町時代の日置弾正政次を祖とする日置流は、かねてより「礼の小笠原、射の日置」と称されてきましたが、近代では衰退の憂き目を見ています。
少数派でもある日置流射手が集まる大会。射場が日置流で満ち満ちる大会。日置流を志す者ならその光景に自然と胸を躍らせることでしょう。

さて、この日置流大会にて早稲田大学弓道部は女子部門にてBチームが団体2位、個人の部では渡邊顕士(1年)が5位に入賞いたしました。
凍てつくような寒さの中、見事戦い抜いた末の戦果です。
 

表彰式後の1枚。左から、竹沢(1年)、渡邊(1年)、森川(2年)(右奥)、小田代(2年)(右手前)


個人的中記録。
※森川が個人戦入賞をしていないのは団体入賞者が個人戦の対象外となるため。


日置流弓道は、範士九段故稲垣源四郎先生をして「日本古来の弓術」と言わしむるほどの流派です。
わたしたちの学ぶ日置流の弓の価値が見直され、その教えが広く伝わることを願ってやみません。