明日7月3日は、熱海市伊豆山地区で発生した大規模土石流の発災からちょうど1年となります。

熱海市復興ボランティアセンターは、7月1日から熱海市社会福祉協議会ボランティアセンターに業務移行することとなり、それに伴ってボランティア活動は不定期となりました。

復興ボランティアセンターとして、実質の活動最終日となった6月29日に参加してきました。

以前のブログにも記しましたが、ボランティア募集2日目に登録したものの、初めて招集メールが届いたのは2か月後の9月中旬でした。

初ボランティア活動は9月24日。

まだまだ暑さが残り、10分活動、15分休憩という熱中症対策を施しながらの過酷な作業でした。もうずいぶん昔のことのように感じます。

 

その翌日、重機作業中に事故が発生し、なぜかボランティア活動が見直しとなり、10月1日から熱海市災害ボランティアセンターから熱海市復興ボランティアセンターと名称変更し、ボランティア活動日も、それまでの全日から金土日の3日間と縮小となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それ以降、私はセンターの要望している参加人数の少ない金曜を活動日として、12月まで参加させてもらいました。

12月24日、クリスマスイブの日にも残念ながら?特に予定もないので参加させてもらい、年内最後の活動となりました。

12月26日、復興ボランティアセンターとして年内最後の活動日の夜、簡単なお疲れ様会が開催されたので参加しましたが、参加者の多くが土・日組のようで、参加者のほとんどと面識がなく、こんなにも曜日によって参加者が違うのだということを認識しました。

年明けて1月下旬のボランティア活動参加打診のメールが届きましたが、厳しい寒さのため持病の膝痛が続き、日常生活に支障はないものの、断腸の思いで不参加としました。

その後間もなく、コロナ感染者が全国的に急増したため、「まん延防止等重点措置」が施行され、ボランティア活動も3月下旬まで停止となりました。

活動再開後は日曜を軸として、月~木曜のうちの平日2日間となり、不規則な活動日となったことで、参加者もほぼ固定メンバーとなってきたこともあり、日によってはかなり少ない参加者数となった日もありました。

 

 

6月の梅雨入り後、一度、降雨予報で活動中止となりましたが、わずか2週間ほどで梅雨が明けて、最終日の活動は昨年9月の最初の活動日と同様、熱中症対策として15分程度の作業、10分ほどの休憩をとりつつ炎天下の環境で行いました。

汗だく、くたくたになり14時半過ぎに活動が終わり、サテライトセンターまで戻る坂道を上りながら、これまでボランティア活動してきた家屋を見ながら、少しは被災された方々のお役に立つことができたのだろうか?と自問しつつ、息を切らしながら急な坂を一歩一歩踏みしめて上がっていきました。

サテライトセンターに戻り、帰り支度を済ませると、熱海市復興ボランティアセンター長からお礼の言葉を頂きました。

活動中、被災者の方から「もうすぐ1年になるけど、悲しい思い出しかない」とお話を伺って、復旧・復興まではまだまだこれからなのだということを痛感しました。

7月からは活動が不定期となりますが、可能な限りお手伝いさせて頂きたいと思います。

これからもよろしくお願いします。

 

写真はサテライトセンター(旧JA)から見た、土石流被害の象徴的な存在となっていた赤いビル、丸越酒店の解体作業風景(6月23日撮影)