若い頃、「地政学」という言葉を知ったとき、調べもしないで「地理の親戚か」くらいの思いしかなかったから、それから半世紀近く調べもしなかった。本日紹介するのは「地政学」の本である。

その前に「地政学」を調べてみる。(デジタル大辞泉)

 

ちせい‐がく【地政学】
民族や国家の特質を、主として地理的空間や条件から説明しようとする学問。スウェーデンのR=チェーレンが唱え、第一次大戦後ドイツのK=ハウスホーファーが大成。ナチスの領土拡張を正当化する論に利用された。地政治学。ジオポリティ(ッ)クス(geopolitics)。
〔子見出〕ちせいがくてき‐リスク【地政学的リスク】
〔子見出〕ちせいがくリスク【地政学リスク】

なるほど、「地理」とは全く違うじゃないか😅。半世紀前の自分にバカモノ!と叱りたい。ジオポリティクスで理解した。

 

アマゾンの商品説明を引く。

60歳からの知っておくべき地政学 (扶桑社BOOKS新書) Kindle版
トランプ復権でアメリカはどう変わる?
石破内閣誕生でアジア版NATOは発足する?
地政学で世界情勢の「今」と「未来」がよくわかる!

米中対立にウクライナ戦争と、世界ではまだまだ紛争が絶えず、これらが第3次世界大戦の引き金になるとさえいわれている。ロシアや中国といった大国の指導者こそ変わらないが、今年 11 月には米国の大統領選挙、その前後では日本でも自由民主党総裁選挙と衆議院解散総選挙が行われたばかりだ。
とりわけ 60 歳以上の読者にとっては、これまでの60年間の人生の中でも、世界の情勢や日本の外交政治が大きく変わる転換期といえる。
中には60歳で定年を迎え、あとはのんびり余生を過ごせばいいという人もいるだろう。だが、日本はいつ戦争に巻き込まれるかわからず、決してひとごとではない。「日本にとって何が正しく、どう行動すべきか?」それを知るために有効な学問が「地政学」だ。
本書では、中国、ロシア、欧州、米国といった大国を地政学的に解説するのは もちろんのこと、インドをはじめとした経済成長著しい新興国、さらには日本でも昨今問題になっている移民政策についても解説していきたい。
髙橋洋一 (本書「はじめに」より)

【本書の内容】
序 章 「戦争を知る」ことが地政学
第1章 「イデオロギー」の冷戦時代
第2章 「中国経済」「ロシア軍事」包囲網時代
第3章 「機構」から読み解く新冷戦時代
第4章 国益に繋がる経済・通商政策
第5章 新冷戦時代の外交・安全保障
終 章 喫緊に迫る「危機」と未来の「希望」