2014年5月30日のリブログ。10年前は 歩けて散歩もできていたのだ😢。
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昨年の秋、『永遠の0』(愛蔵版)を買った。
読み応えがあった。本書については賛否が侃侃諤諤あったようだが、私はよいと思った。
後付を見ると
永遠の0 愛蔵版
2006(平成18)年8月28日 第1版第1刷発行
2013(平成25)年11月22日 第1版第25刷発行
著者 百田尚樹(ひゃくた・なおき)
発行者 岡聡(おか・さとし)
発行所 株式会社 太田出版
定価:本体1,600円+税
とある。
昨日、腰痛対策の散歩の途中で、数か月ぶりに書店に寄った。
文庫本の『永遠の0』があった。
後付を見ると
永遠の0 講談社文庫 ひ43-1
2009(平成21)年7月15日 第1刷発行
2014(平成26)年2月27日 第54刷発行
著者 百田尚樹(ひゃくた・なおき)
発行者 鈴木哲(すずき・てつ)
発行所 株式会社 講談社
定価:本体876円+税
とある。
愛蔵版の初版発行から3年経って、出版社を変えて文庫本が出たことがわかる。
書店で文庫本の後付を見て、「へーっ、ずいぶん売れたんだな。」と感心しながら棚に戻そうとしたとき、あれっ!?と思って、もう一度手にとった。
愛蔵版にはなかった「解説」が、文庫本には付いていた。
しかも、解説者は故 児玉清さんだ。読書家としての児玉さんはNHKの「週刊ブックレビュー」で存じ上げており、私にとっては「あこがれの人」のひとりだった。
児玉さんの解説が読めるのなら、[876円+税]は惜しくないと思い、すぐにレジに向かった。
文庫本は、例えは悪いが、見たいと思っても数年待てばテレビで放映される映画と同様に、数年待てば単行本の半額近くになる。
しかし、単行本と決定的に違うよさは、文庫本には「解説」が付加されることだ。
文庫本には文庫本のよさがある。