先週で同時間帯のNHK「茂七の事件簿」が終わった。予告編で、今朝から放送されるのが「広重ぶるう」だと知った。

そして、さっそく「広重ぶるう」の第1回目を見た。

面白い!!

テレビ番組を見て、こんなに面白いと感じたのは久しぶりだ。

このドラマが全3回という短さが残念だ。

主人公の広重役の阿部サダヲもいいが、その妻役の優香さんの、どこまでも夫の夢を実現させたいという健気(けなげ)な姿が実に良かった。ファンになった。

「ぶるう」というのはblueのことで、絵師 広重がこだわった紺色のことだとわかった。歌川広重といえば「東海道五十三次」が有名だ。

アマゾンの商品説明を引く。

広重ぶるう(新潮文庫) Kindle版
描きたいんだ、江戸の空を、深くて艶やかなこの「藍色」で――。
武家に生まれた歌川広重は絵師を志すが、人気を博していたのは葛飾北斎や歌川国貞だった。一方、広重の美人画や役者絵は、色気がない、似ていないと酷評ばかり。絵は売れず、金もなく、鳴かず飛ばずの貧乏暮らし。それでも、絵を描くしかないと切歯扼腕するなかで、広重が出会ったのは、舶来の高価な顔料「ベロ藍」だった……。『東海道五拾三次』や『名所江戸百景』を描き、ゴッホを魅了した〈日本の広重〉になるまでの、意地と涙の人生を描く傑作。新田次郎文学賞受賞作。(解説・日野原健司)