2019年6月5日のリブログ。

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ここ数日、日本の昔話をモチーフにした本を夢中で読んでいます。そして、ときどき声を出して笑ったり、「それでどうなった?!」と自問自答しては楽しんでいます。

辞書読みを除いて、読書を楽しんだというのは久しぶりです。

その本とは新聞の書籍広告を2度見て知りました。

 

(表紙)

 

昔話から題材をとった娯楽小説、ミステリー小説といってよいでしょう。

本書に書かれている5本の話のあらすじが、帯広告の裏に書かれています。

 

(帯広告 裏)

 

ここで、はっきりとは知らなかった言葉を「つるの恩返し」をモチーフとした「つるの倒叙がえし」で発見しました。

題名にもある「倒叙」です。

 

辞書で調べてみました。

 

(国語大辞典 Bookshelf Basic2.0版)

とうじょ(タウ‥)【倒叙】
歴史的な時間の流れと逆に、さかのぼって事柄を記述すること。「倒叙体文学史」
Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988

 

(Dual大辞林)

 とう じょ たう ─ [0][1] 【倒叙】
時間的な流れを逆にさかのぼって叙述すること。 「 ─ 日本史」

 

無学の自分を恥じました。

 

アマゾンで「昔話」で検索すると、本書以外に「昔話法廷」というNHK Eテレで放送された、やはり昔話を基にした裁判小説のようです。

Eテレで放送されたということはユーチューブにあるかもしれないと思い、「昔話法廷」で検索すると、ありました。

面白かったです。

放送では結論はなく、自分で想像する、あるいは、友とディベートすることが必要です。それも目的かもしれません。

アマゾンの書評を読むと、書籍版にはテレビの法廷の続きもあると書いてありました。

第1~3集まで、3冊注文しました。

届くのが楽しみです。