昨日の書籍広告で目に止まった文字がある。「有吉佐和子」だ。逝去して久しい。たしか亡くなる2か月前に当時人気を博していた帯番組「笑っていいとも!」で有吉佐和子が起こした「事件」があった。

ウィキペディアで「有吉佐和子」を引くと出てくる。一部抜粋する。

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『笑っていいとも!』テレビジャック事件
(略)

その同番組の本番中に発生した「『笑っていいとも!』テレビジャック事件」は大きな話題となった[7]。途中までコーナーは滞りなく進行していたが、有吉は翌日のゲストを紹介しても帰る素振りを一切見せず、それどころか持参していたラジカセを取り出し、タモリが作詞した早稲田大学の応援歌(ザ・チャンス)をタモリと共に歌唱するなど結局番組終盤まで居座り続けた[12]。後述通り次のコーナー待ちで痺れを切らした明石家さんまが飛び入りで参加するなどの状況を経て漸く退出するが、この時点で出演から42分であり[注釈 5]、時刻は12時42分を指していた[12][13]。前日、有島が電話で出演依頼した際も、有吉は、「天下の名優有島一郎を前に、背広やネクタイもつけないのはタモリもさんまも失礼だ」と強烈に叱りつけている(この為、タモリは当日本番においては正装で有吉を迎え入れていた)[12][14]。しかし、前日有吉に番組出演を依頼した有島を初め、橋本治(有吉の紹介で翌週の6月25日の月曜日に出演)[11]・池田満寿夫[15]・筒井康隆[16]らはいずれも「痛々しくて見ていられなかった」と評している。また同番組でタモリとのトーク中に有吉自身「不眠症が続いて毎日誘眠剤(睡眠薬)を服用しないと寝られないの」とも語っていた[7]。更にその後、有吉の訃報を伝えたマスコミは揃ってこの事件を有吉の奇行として大きく採り上げた。

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当日のこの番組(平日昼の帯番組)を私はリアルタイムで見ていた。すでに教員だった私がなぜこの番組をリアルタイムで見られたのかは今となって不明だが、想像するに、給食時間だったから内緒でテレビをつけて子どもたちと見ていたのかもしれない。

書籍広告によれば、この有吉佐和子の文庫本が「不朽の名作」として50万部売れたとのこと。

アマゾンの商品説明を引く。

青い壺 (文春文庫) Kindle版
読めばハマる有吉佐和子。幻の名作長篇
無名の陶芸家が生んだ青磁の壺が売られ贈られ盗まれ、十余年後に作者と再会した時——。人生の数奇な断面を描き出す名作、復刊!