2019年2月12日のリブログ。

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辞書比較「『三省堂現代新国語辞典』を読む。」を再開しようとした矢先、前回のブログでリブログした「『現代語古語類語辞典』を再読する。」の当該辞書を著した芹生公男(せりふきみお)先生が電子書籍として上梓なさった書籍を、偶然、ツイッターで発見したものですから、辞書比較の再開は次のブログに譲ることにしました。

さっそく芹生先生の電子書籍を購入しました。

 

 

アマゾンの商品の説明から引きます。

--ここから

 大学教授でもない、国語学者でもない、ごく普通の高校教師が辞典の老舗三省堂から2,000ページを越える大類語辞典を出版したというちょっと珍しい話です。
 著者は高校で長く国語を教え、定年後は趣味を存分に楽しもうと思っていたのに、退職前に自費出版した辞典が言語学・国語学の権威、金田一春彦先生の目に留まり、先生の助言でその改訂に足を踏み入れたことから、「辞典作り一筋」の老後になってしまいました。
 本書はその辞典作り20年の艱難辛苦を書き綴ったもので、想定外の難題に悪戦苦闘する話です。
 古語から現代語まで32万4千の言葉を集め、その一語一語に使われた時代まで付記する、今までになかった画期的な新辞典ですから、自分ではヒマラヤ級の未踏峰を単独 登頂しているつもりで一歩一歩進むのですが、参考にすべき先行の辞典や類書が全くない中で、ルートは分からず、頂上も見えず、果ては、前人未踏と言っても裏の里山程度の山ではないかと疑って、やる気を失い、何度も挫折の危機に瀕しながら、それでもなんとか辞典を完成させることができました。金田一先生が亡くなって既に10年余り、先生に報告すべくもない長年月を要しました。
 書名は、出版を報じた新聞記事を見た幼なじみの女性が、
「凄いわねえ、20年もよくそんなこと続けられたもんや、稼ぎもせんと」
と、冗談交じりに言った言葉から取ったものです。
 「稼ぎもせんと」ではあるけれども、決して20年を徒消したわけではないという言い訳と、稼ぐことも考えず、他へも一杯迷惑を掛けて、やりたい放題のことをやり続けたことへの反省の気持ちを込めて書名としました。 

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さっそく読み始めました。