2015年12月14日のリブログ。

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 今年は、自分の体調を考え、これまで大晦日前の2~3日でやっていた暮の大掃除を、日にちを早めて少しずつ取り掛かることにしました。というわけで、一昨日、自宅1階のすべての窓ガラスとサッシの掃除をしました。数十メートルのゴムホースを延ばして水を掛け、スポンジでガラスを擦こするだけの作業なのですが、水が入って重くなったゴムホースを目的の窓まで引きずることで、またまた上腕の筋を痛めてしまいました。暮の大掃除が始まったばかりというのに、情けない話です。

 先週からブログのデザインを新しいものに変えました。気に入っているのですが、段落始めの1文字分の空白が、公開時に反映されないようです。併せて、ブログ本文の文字色がパステルカラーというのも見づらくて、ちょっとがっかりです。公開ボタンを押す前に、手作業で文字色を黒に変えています。

閑話休題

 先日、小学館の国語辞書について、同社のカスタマーサポート窓口に照会したことについて、本当に丁寧かつ速やかに回答してくれたことを、心底ありがたいと感謝しながら『現代国語例解辞典 第四版』を読んでいると、あれまぁ、誤植を発見してしまいました。

 来年出版される予定の第五版には訂正してもらいたいと思い、昨夜、訂正依頼のメールを送りました。要点は次のとおりです。
--ここから
現代国語例解辞典 第四版
1441ページ上段の表組
「さまざまな「問題」の例と、用言との結び付き」

(誤植)

「さまざま」が「さなざま」になっている。
--ここまで
 この辞書の特徴のひとつが、表を使って「こういう使い方はできるが、こういう使い方はできない」という説明を一目瞭然に示してくれるところです。これが同社『使い方が分かる類語例解辞典』の成果を吸収したことの現れです。(ブログ筆者の推察)
 第四版の第1刷が2006年ですから、来年で10年。用例提示の画期的な表組に、このような初歩的な誤植があったことに、どうして誰も気づかなかったのだろうか、と、少々がっかりしていたら、今日、丁寧な返信メールが届きましたので、記録として以下に抜粋しておきます。
--ここから
お問合せいただきました
『現代国語例解辞典〔第4版〕』
P.1441 上段の表の欄において、
ご指摘いただきましたように誤植が生じており、
(わさん先生)様をはじめ、読者の皆様におかれましては
ご不便をおかけし申し訳ございませんでした。

編集者・校正者等が目を通していたにもかかわらず、
校正ミスがそのまま通ってしまったものと思われます。
お見苦しい形を残してしまい、反省しております。
誠に申し訳ございませんでした。

ご指摘については、こちらより担当部署へ
申し伝えさせていただきましたので、
何卒ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

この度は、ご指摘をお寄せいただき、
誠にありがとうございました。
今後とも弊社刊行物をよろしくお願いいたします。

--ここまで
 私は来年出版予定の第五版の誤植が減ればよいと願うだけです。また、誤植の訂正依頼が出版社の担当部署に届いたことが嬉しいです。
 これもお気に入りの辞書と読み手との以心伝心のなせる業
わざだろうかと思いを馳せて楽しい気分に浸っています。

 

※出版社の返信の中、(素人学者)とあるのを(わさん先生)と訂正した。