今朝の書籍広告で冲方丁の本(2022)を知った。今年買った冲方丁本「SGU警視庁特別銃装班」(2023)の1年前に出版した本のようだ。

上の広告から抜粋すると「時の権力者である父・藤原道長に唯一反旗をひるがえし、七代の天皇を支えた藤原彰子の人生を描いた感動長編」とある。この女性は日本の第66代天皇・一条天皇の皇后(中宮)で、彼女の女房(女官)に『源氏物語』作者の紫式部(大河では吉高由里子が主演)がいる。「花子とアン」に続いて大河の主演は2作目なのか。NHK大河ドラマのサイトを見てみた。

冲方丁の単行本も文庫本も他書に比べて少し割高だ。

文庫本(上・下の2冊)と単行本の価格はほぼ同じなので、単行本のKindle本を買った。アマゾンの商品滅名を引く。

月と日の后 Kindle版
一族の闇、怨念、陰謀が渦巻く宮廷――藤原道長の娘にして、一条天皇の后・彰子。父に利用されるだけだった内気な少女は、いかにして怨霊が跋扈する朝廷に平穏をもたらす「国母」となったのか。『天地明察』『光圀伝』の著者が、“平安のゴッドマザー”の感動の生涯を描く。わずか十二歳で入内した、藤原道長の娘・彰子。父に言われるがままに宮中に入り、一条天皇を迎える最初の夜、彼女は一条天皇の初めての男児誕生の報を聞く。男児を産んだのは、藤原定子。夫である一条天皇は、優しく彰子に接するが、彼が真に愛した女性・定子の存在は、つねに彰子に付きまとう。「透明な存在になって消えてしまいたい」――父・道長によって華やかに整えられた宮中で心を閉ざし、孤独を深める彰子であったが、一人の幼子によって、彼女の世界は大きく変わった。定子の崩御により遺された子、敦康。道長の思惑により、十四歳の彰子がその子の母親代わりとして定められたのだ。戸惑いながらも幼い敦康を腕に抱き、母になる決意を固めた彰子は、愛する者を守るため、自らの人生を取り戻すために戦い始める――。平安王朝を新たな視点からドラマチックに描いた著者渾身の傑作長編。