私は池波正太郎の小説が、現代を舞台にした十津川警部シリーズや浅見光彦シリーズと同じくらい好きです。

「剣客商売」は全巻と別冊をすべてkindleに入れてあり、これまでに2回読了しています。テレビで藤田まこと演じる主人公・秋山小兵衛が登場するドラマは父とともに、ほとんど全部見ています。

「雲切仁左衛門」はNHKのBS時代劇で第1部から第4部まで、中井貴一主演のドラマをすべて見ています。うれしいことに、第5部も放送予定だそうです。ただし、コロナの影響で撮影が延期されているそうです。

 

以下の2冊は「雲切仁左衛門」の原点です。アマゾンの商品説明を引きます。

 

雲霧仁左衛門(前)(新潮文庫) Kindle版
神出鬼没・変幻自在の怪盗・雲霧仁左衛門。政争渦巻く八代将軍・吉宗の治世、江戸市中で、一人の殺傷もなく一万両を盗み出すという離れ業を成し遂げた雲霧一味は、次の狙いを尾張・名古屋の豪商・松屋吉兵衛方に定める。雲霧の命により、七化けのお千代は、四年前に妻を亡くした吉兵衛に近づく。金蔵をめざして、江戸から名古屋へ盗賊一味の影が走り、火付盗賊改方の一団が追う。


雲霧仁左衛門(後)(新潮文庫) Kindle版
尾張・名古屋城下で、五千両余を盗み出し、一人も負傷することなく逃亡した雲霧一味は、再び江戸で、数年後の盗みばたらきに備えて暗躍をはじめる。一方、何度も雲霧一味に煮え湯をのまされた火付盗賊改方と町奉行所は、一味の探索に執念を燃やし、肉薄する……。雲霧仁左衛門は、胸に秘めた最後の盗(つと)めばたらきを成し遂げられるか? 稀代の大盗賊・雲霧一代の神出鬼没の大活躍。