私が子どもの頃、もう半世紀以上昔のことですが、友達と約束するとき、小指と小指をからませて、次のように言っていました。

 

指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲~ます、指切った!

 

新明国八革を読みました。

ゆび きり[3]【指切(り)】―する(自サ) 〔約束を破らないしるしに〕(子供同士が)手の小指をひっかけ合うこと。げんまん。

 

げんまん[0]〔拳万の意という〕〔幼児語で〕約束を必ず守るしるしとして、互いの小指をからみ合わせること。ゆびきり。「指切り―」

 

拳万についてコトバンクで調べてみました。

 

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拳万(読み)ゲンマン

デジタル大辞泉の解説
[名](スル)約束を破らないしるしとして、相手と小指を絡み合わせること。また、その時に唱える誓いの言葉。約束を破ったらげんこで1万回打たれる意という。関東地方の児童語。ゆびきり。「ゆびきり拳万」「必ず会うって拳万しよう」

精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙 (約束をたがえた時には、拳固(げんこ)で万回打つというところから) いつわりのないことを誓い、互いの小指をからみあわせて唱える誓言。多く、子どもの間でいう。ゆびきりげんまん。
※苦心の学友(1930)〈佐々木邦〉若様の御手術「『何だい? ゲンマンてのは』『約束を破れば拳固(げんこ)で一万叩くんです』」

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朱色はブログ筆者によります。

私は生まれも育ちも千葉県です。関東以外の地方では使われないのでしょうか。