犬の寿命 | 院長の独り言

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何年かぶりの再会がありました。
随分前に同じ動物病院で働いていた方で、ご主人と二人で新しく飼った犬を連れて診察にいらっしゃいました。
お二人とも変わりなく、新入りの子はヤンチャさがにじみ出ています。

久しぶりにハルにも会ってもらいましたが、あの頃のハルと比べたら随分おばあちゃんになっていることでしょう。
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ハルを可愛がってくれる方はたくさんいますが、本当に良い子です。

病気は抗い老化は付き合う、が僕の口ぐせですが、老いていく姿を見ているのは寂しいものです。
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こんなふうにオヤツを咥えたまま寝てしまうこともしばしば。
立ったまま寝たり、壁とお話しする姿を見られて患者さんに笑われることも ^^;
見かけないと患者さんに、ハルちゃんは?と気をかけていただける幸せな子です。
件の古い友人のところに来たヤンチャ君を見て、世代交代を感じるひと時でした。

僕らに比べると寿命の短い彼女ら。
カルテで1500頭の子を受け持つと、平均寿命15歳程度として、悲観的ですが計算上毎年100頭、天国に逝くことになります。
3日に一頭見送る計算になります。
気が付いた時、辛い仕事だなぁ、と思いました。
しかし残された方は辛いものの、今は見送ってあげられる寿命というのはいいものだな、と思っています。象なら寿命60年。そうそう見送ってあげられません。

いずれ訪れるその日を、できるだけ幸せに迎えさせてあげたいと、ハルを見つめるのでした。