今回は、千葉交通のバス車両ではなくバス停を取り上げます。千葉交通のローカル路線のバス停は、かなり古いものが数多く残っているのが特徴です。特に、一部のバス停では長年にわたり設置されていると思われるレトロな広告付きのものもあります。ここでは、主に多古営業所管内の広告付きバス停をいくつか取り上げます。
「横芝工場前」(千葉県山武郡横芝光町)
横芝駅~多古車庫を結ぶ水戸線のバス停で、古くからの住宅地にあります。鉄製の部分はかなり錆びてしまっています。千葉交通の古いバス停では、バス停の名称表示が手書きなのが大きな特徴です。
広告部分です。横芝光町の酒造メーカー青柳酒造の清酒「篠緑」(ささみどり)の広告です。
「川面」(千葉県山武市)
横芝駅を起点に、山武市の蓮沼地域を循環する蓮沼循環線のバス停です。こちらもかなり年季が入っており
、40年~50年ほど使用されていそうです。
広告部分です。こちらは横芝光町に店を構える衣料品店「丸屋」の広告です。「横芝で東京のシャレタ御買物」「衣料品のデパート」という表記が古めかしくて素敵です。
この広告は以前、横芝光町内のほかのバス停でも見かけた気がしますが、現在はなくなっています。
「西丘」(千葉県山武市)
こちらも蓮沼循環線のバス停です。名称表示の部分は手書きではなく、後年に交換された可能性もあります。時刻表を貼っていた部分が外れてしまい、「丸屋」の広告部分に時刻表が貼られてしまっています。元々ついていた時刻表は奥のブロック塀に立てかけられています。
ちなみに、左側の丸いバス停はちばフラワーバス「さんバス」(山武市基幹バス)のものです。
広告部分です。「川面」バス停と同じ「丸屋」の広告です。ここでは時刻表が真ん中に貼られてしまっています。