小湊鉄道バス車両図鑑・10

2019年最初のバス記事は、小湊鉄道長南営業所・東金営業所に所属する富士重工業製8Eボディーを架装したいすゞLRを掲載します。かつて小湊鉄道の中型車として最大勢力を誇っていた8Eは、数ある小湊の車両の中で私の最も好きな車両のひとつでもあります。しかし、現在は引退が進んで活躍する場所は限られてきています。

（20.10.28　769を追加しました。）

（袖ヶ浦200 か570）

形式:U-LR332J　長南営業所大多喜車庫所属　撮影場所:上総中野駅前

小湊鉄道唯一の存在だった1994年式のU-LRです。塩田時代のナンバーは（千葉22 か3885）でした。1994年式の8EボディーのU-LRは全国的にも導入例が少なく貴重でしたが、現在は残念ながら廃車となっています。

（袖ヶ浦200 か769）

形式:KC-LR333J　長南営業所勝浦車庫所属　撮影場所:大多喜町内

勝浦所属の769号車は、主に大多喜～塩田病院などの路線や、勝浦市内の路線で活躍しています。1998年式で、塩田時代のナンバーは（千葉200 か92）でした。

（袖ヶ浦200 か775）

形式:KC-LR333J　長南営業所大多喜車庫所属　撮影場所:大多喜駅前/小湊鉄道長南営業所大多喜車庫（許可を得て撮影）

（袖ヶ浦200 か776）

形式:KC-LR333J　長南営業所大多喜車庫所属　撮影場所:小湊鉄道長南営業所大多喜車庫（許可を得て撮影）

775・776号車の2台は大多喜車庫所属の車両で、主に大多喜町内のローカル路線での活躍が多いです。1998年式で、塩田時代のナンバーは775が（千葉200 か93）、776が（千葉200 か94）でした。

（袖ヶ浦200 か884）

形式:KC-LR333J　長南営業所白子車庫所属　撮影場所:茂原駅前

白子車庫所属の884号車は、主に茂原駅発着の路線で活躍しています。小湊で最終期に導入された8Eツーステップ車のうちの1台です。1999年式で、塩田時代のナンバーは（千葉200 か200）でした。

（千葉200 か2546）（旧・袖ヶ浦22 か685）
形式:KC-LR333J　東金営業所所属　撮影場所:大網駅前

（千葉200 か2548）（旧・袖ヶ浦22 か686）
形式:KC-LR333J　東金営業所所属　撮影場所:小湊鉄道東金営業所（許可を得て撮影）


東金所属の2546・2548号車は、2013年の営業所開設当初から配置されている車両です。1997年の導入当初から大網駅発着の路線で活躍しており、かつてはきららのくに線専用のカラーリングが施されていました。東金営業所の路線は元々は長南営業所の管轄だったので当初は袖ヶ浦ナンバーでの登録となっており、営業所の開設に伴って千葉ナンバーに変更されています。

（千葉200 か2771）（旧・袖ヶ浦200 か883←千葉200 か201）
形式:KC-LR333J　東金営業所所属　撮影場所:大網駅前


長南営業所白子車庫←塩田営業所からの転属車です。かつては茂原や白子周辺の路線で活躍し、東金営業所には2015年に転属した模様です。先述した長南の884号車の同期に当たる車両で、1999年に小湊鉄道が導入したツーステップの8Eボディーの最終導入車でした。