ら何かわかりますか?
アプラネーショントノメーター(通称アプラ)
という装置で
医師が診察の時に使う、眼圧を測る機械です
角膜に接触させて使います
接触型のため、ほかの検査(DCTを除く)より
正確な値が出るとされています
目の表面を色素で染めて
染まった緑の半円同士が内側でくっつく
眼圧になります
この数字が眼圧値になります
てか、19万円もするんだ💦💦高い〜
見てると円を合わせるだけジャーン⭕と
思いがちですが
・角膜中心に真っ直ぐあててなくてはダメ
・染色液の量も少なくても多くても見づらい
・手順が多い(点眼麻酔をする、患者さんの目に圧力をかけないよう目を開かせる、光の量の調節、
フィルターを入れる、目盛を合わせるなど)
・グリグリすると角膜を傷つける
・ぐだぐだすると麻酔が切れて患者さんも痛い
など色々ポイントがあるんですよね...
これだ!と正確にとれた自信がないことも
ありましたがやっと慣れてきました...
市川総合病院の眼科は角膜メインなので
ほとんどアプラは使わない、かつ
上級医が角膜を見る前に染まると
所見が取れないので
下級医は染色しない、
つまりアプラを測る機会は
あまりないわけです
角膜移植後の患者さんでも測っていいのですが
接触型だと押し当てる時に
傷や糸に負担がかかるわけで
脈絡膜剥離や低眼圧黄斑症など
術後の合併症を疑う時以外は
非接触型の眼圧計で測定します
でも緑内障の患者さんや、緑内障発作など
正確な眼圧を測る場合には
逆にアプラが1番信頼度が高いため
大事な検査です
基礎中の基礎の検査ですが
また一つできることが増えて嬉しいです