1978年のヤクルトスワローズ日本一は日本中にやればできるという気持ちを起こし、プロ野球界に新しい風をもたらしました。当時の主力を紹介します。
松岡弘投手
1970年代～1980年代に活躍したヤクルトスワローズのエース。通算勝利数191勝、150キロ超の直球とカーブが武器。調子のいい時の直球はわかっていても打てない…1978年の日本一の立役者。
若松勉外野手
逆方向への強い打球が持ち味。加えて長打もあり200本以上のアーチを夜空にかけていった。守備と走塁は派手さはないが高い水準にある。
角冨士夫内野手
堅守の内野手。目立たないながらも渋い働きが光った。広岡達郎氏の評価が高い。
八重樫幸雄捕手
極端なオープンスタンスから鋭い打球を放つ強打の捕手。中西太氏の愛弟子。しかし中西さんは若松勉、真弓明信、ブライアントなど強打者を育成するのがうまい。
大矢明彦捕手
強肩と堅実な守備、インサイドワークを武器に長きに渡りホームベースを守り続けた守備の要。
ヒルトン内野手
1978年、ヤクルトスワローズ入団。一番に座りシェアな打撃で.317を記録し日本一に貢献。翌年、弱点を見つけられ成績は急降下… 1980年阪神タイガースに移籍するも理不尽な騒動に巻き込まれ…
マニエル外野手
赤鬼。大根切りのような打法から本塁打を量産するスラッガー。長打だけでなく打率も残せ、他球団の脅威に… 守備と走塁が芳しくないため日本一の年のオフ近鉄にトレードされる…
安田猛投手
1972年にヤクルトスワローズ入団。 球威はないが精密機械のようなコントロール、サイドスローから繰り出される多彩な変化球で凡打の山を築いていた。日本一以後、下半身の故障を患い完治せぬまま引退…
大杉勝男内野手
東映で張本勲や白仁天とともにチームを引っ張り続けた強打者。男気に溢れ乱闘で自軍の選手が襲われた時には体を張って守ろうとするし相手投手に対して敬意を常に忘れることがない。 月に向かって打て‼
杉浦亨外野手
王貞治二世と呼ばれた左の強打者。低い弾道でスタンドに突き刺さるライナーが持ち味。非常に勝負強く大杉勝男さん引退後長く4番を張り続けた。晩年は代打の切り札として活躍。どんなボールでも初球は振らない。
当時、巨人が負け続けた阪急ブレーブスの牙城が新興チームにより崩されたことは衝撃的だった。
強烈な個性を持つだけでなく実力わ優しさを兼ね揃えた強者のことを我々は忘れないだろう。