✺ バベルの塔 | スパチーの独り言

スパチーの独り言

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イナンナの邪な罪が正当化され、女王の権利を得てしまった。 これを見ていたマルドゥク、自分の父親の情けなさも加え怒りは爆発し、エンリルに訴えた。 「はぁ? お前には何の権利もねぇ、関係ねぇからすっ込んでろ。」 とあしらわれる。
マルドゥクは成人した息子ナブに元の大勢の仲間イギギとその家族を街の西に集めさせた。 「もううんざりだ。 許せねぇ、俺が制して支配者になってやる。 皆ども、やるぞ!


 𒁀𒀊𒅋𒌋 (バベルの塔)

創世記:11章3~4節
「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。そして言った。「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう。」

ヨベル書:
彼らはアララテの地を去って東のほうシナルへ移った。彼の時代に彼らは 「これを伝って天に登ろう。」と言って塔のある都市を建てた。こうして彼らは建築にかかった。 4年目に火で煉瓦を焼き、煉瓦が石の代わりとなり、塗り固めるための漆喰はシナルの泉から産するアスファルトであった。彼らはその都市を築いた。 43年間かかって完成した。その間口は煉瓦が203個並び、その高さは5,433キュビトと手のひら2つと13スタディアに達した。

ラビ伝承:
ノアの子孫ニムロデ王(ニムロド)は神に挑戦する目的で剣を持ち、石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを使って天に届く塔を建て、天を威嚇する像を塔の頂上に建てた。

ユダヤ古代誌:I
彼らを煽動したのは、ノーコス(ノア)の子カマス(ハム)の子クシュの子で、強壮な体力を誇るネブローデース(ニムロド)だった。 彼は人々を説得し、彼らの繁栄が神のおかげではなく、彼ら自身の剛勇によることを納得させた。 そして神への畏れから人間を解き放す唯一の方法は、たえず彼ら自身の力に頼らせることであると専制的な方向へ導いた。 彼はまた、もし神が再び地を洪水で襲うつもりなら、神に復讐すると言った。 水が達しない高い塔を建て父祖たちの滅亡の復讐をすると。人々は、神に従うことは奴隷になることだと信じ、ネブローデースの勧告を熱心に実行し疲れも忘れて塔の建設に懸命に取り組んだ。 そして予想より遥かに早く塔は完成した。それは非常に厚く頑丈に出来ていた。 素材は焼き煉瓦で水で流されないようにアスファルトで固められていた。


通称 「バベルの塔」=The City(街とその塔)の物語は、聖書を始めとする数々の伝承でノアの曾孫ニムロドが反乱を起こしたという内容で統一されているが、アヌンナキの日記ではニムロドは登場しない。 マルドゥクとナブ、イギギが人々を扇動し 「神へ至る門」(=バベル)が建造される。 彼らが本気で建造を始めたとき、実はエンリルがマルドゥクに何とか取り成そうと 「少しは希望を叶えるから彼らを解散させて欲しい」 と言い寄った。 もちろんマルドゥクが素直に聞くわけもなく、エンリルは指揮官を集めて対処を練る。
こっちもこっちで結果を見るまでもなく、ニヌルタが殲滅作戦を計画し反対する者など居るわけがなかった。

夜になり、人々が仕事を止め野営地に戻った時_ニブルキを出発した大型爆撃機が飛来、塔も野営地も絨毯爆撃し一瞬で粉々に粉砕され、同時に燃える硫黄の雨を降らせていった。

バベルの塔

日誌によれば地球歴カウントから380年目に起きたと書かれている。 よって紀元前3,380年に起こった災厄だ。 しかしマルドゥクのバベルの塔建造はこれで終わらない。

伝承の元になっているのは、かつて同所にあった 「屋根が高い寺院」 をマルドゥク神殿としてマルドゥク信仰に基づき 「エ・テメン・アン・キ」(=天と地の基礎となる建物)を紀元前7世紀にナボポラッサル王が再建に着手し、紀元前6世紀に王の長男ネブカドネザル2世の代に完成した大型のジッグラトを神話化したものと思われる。 このナボポラッサル王がノアの子孫かもしれないが_彼は紀元前610年、高天原(ハッラーン)を完全包囲の上、陥落させた人物である。





ここからエンリルの思惑と逆行し、時代は加速度的に紛争多発へと進んでゆく。




続く。





またぬ~ん(^-^ )/




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