✺ ハニー・トラップ♡ | スパチーの独り言

スパチーの独り言

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紀元前3,760年、現イラク南部バスラ近郊で人類初の国家が誕生した。 エンリル、ニヌルタらにより整備された場所 「キ・エンギ」 に、 エンリル、ニヌルタという神々から人は 「ウンサンギガ」(黒髪の人々)と呼ばれ、笏を授けられたエンメバラゲシによって「キシュ」王国が誕生した。
「笏」 といってもピンと来ないかもしれないが、古代ギリシャを題材にした映画によくあるシーンで 「笏」こそが国家、王権のようなもので、戦争ではこの笏を奪って勝利の証である。 王のは_要は美少女戦士の定番アイテムである飾りのついた小さなステッキである。 日本では天皇や神職、大化の改新以降では貴族の階位を表すものとなった木のヘラのようなものを笏というが、地球最初の笏は人類が造れたものではなく、また日本のように多くの人が持つ物でも持ち歩く物でもなく貴重な地球外の財宝でもあった。
笏
この「笏」の原書の文字(象形文字)は「尹」であって、王が命令すること=笏で口を使うことを意味するのが「君」=君主 となる。 国が増え、いつしか時代と共に王が作らせるようになると段々と丈が伸びて長くなってゆく。


今までの歴史とは180度変わって、至る所で教育がおこなわれた。 アヌンナキ女性士官のニサバによって「文字を書くこと」 そして数字、数学が教えられた。 また同じく女性士官のニンカンによって料理、特にビールの製造法が教えられた。 王宮近くではニヌルタによって窯製造と鍛冶を教えられ、このときから車輪が使われるようになり荷馬車が走るようになった。 ウツの指導によって憲法と道徳が敷かれ、社会が形成されていった。



さて。

こうした人間への知識のインストールに必要な 「メ」 をニヌルタがエンキから受け取る様子を見ていたのが優雅にヒマしていた野心家、イナンナだった。 「メ」 をエンキだけが持っていること、エンキも老いぼれのくせに相変わらずスケベなこと。 イナンナは策を練り、自分のメイドのニンシュブルを上手く使えば難なく手に入るだろうと掟破りの作戦を開始する。

イナンナは念入りに自分を妖しく飾り立てる。 その間にニンシュブルにエンキの屋敷へ出向かせ、丁寧に 「もうすぐ一人でイナンナがエンキに逢いに来る」 と伝えさせ、エンキのするだろうことを予想し準備時間を与えさせた。
イナンナの予想通り、エンキは若く綺麗な女子が一人で逢いに来るの一言で舞い上がっていた。自分に仕える士官イシムドに命令し、ケーキ、ワイン、ビールを準備させ、飲み物を冷やさせていた。 完全に…事前段階でイナンナの術中にハマっていた哀れなエンキ。


イナンナがやって来た。 イシムドは執事に徹していた。 彼女はスケスケのドレス…しかも尻、股の部分はスリットになっていて、かがむと丸見えという_エンキも面食らう姿だった。 イナンナは甘え声でワインにビールと飲み進め、エンキも大いに笑顔で飲んでいた。 イイ感じになったところでイナンナは一気に畳みかける。 「ビールの早飲み比べをしましょ! 勝った方がその都度、相手の言う事を聞くのよ♡ 」 エンキはべろんべろんに酔っ払っていたが、間違っても引き下がる場面じゃない。 いつものように股間が脳を支配していた。 当然イナンナが勝ち、その都度イナンナは 「わたしに【メ】を見せてちょうだい♡ 」 エンキはフラフラしながら一つ出して見せてやった。 「あら、次は戦争のメを見せて」 「次は司祭権のメを私の手のひらに_の・せ・て♡ 」と言って7つの「メ」を手元に置いた。 8回戦目の時にはエンキはダウンし寝てしまう。


エンキの家の近くで待機していたニンシュブルに、イナンナは「メ」を隠し持たせ王宮に戻らせた。 イナンナは自分の宇宙船で操縦士に「すぐ出して」と言い、空へ飛び立った。 イシムドは飛び立つイナンナに嫌な予感がしてエンキを起こし事態を把握する。 エンキは激怒し、イシムドに戦闘機でイナンナを追いかけさせた。 「絶対に【メ】を取り返せぇぇっ!

イシムドは王宮の前で待ち構え、イナンナをロックオンし捕まえた。  しかし。

イナンナはエンキの前に引っ立てられた。「我が権力と王アヌの名にかけて【メ】を返せ」と命じたが、宇宙船にも「メ」は無かった。 エンキは自分の家にイナンナを監禁し詰め寄った。 ほどなく騒動を聞き付けたエンリルがエンキの元へやって来た。

イナンナは堂々と説明した。「わたしは正当な手順で手に入れた。 エンキの意思によってエンキの手でエンキが 【メ】 をわたしの手に置いたの。 ウソだと思うならエンキに確認してちょうだい

イナンナ イナンナ


エンリルに問われ、エンキは事実である事を認めざるを得なかった。 これによりキシュの都は任期を終え次第、イナンナの統治するエリドゥへと移ることが決定された。

イナンナは時期国家元首、女王となることが約束された。






この馬鹿げた騒ぎを…
イナンナがニヌルタを見ていたように イナンナよりヒマな奴が見ていた。

マルドゥクは大きくなった息子ナブに言って、散りじりにされたイギギを集めさせた。






またぬ~ん(^-^ )/




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