西安7日間 20.兵馬俑 | マレーばく。のブログ

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マレーシアから愛を込めて。

近年の研究から


多くのことが解明されている『兵馬俑坑』。



パーツが組み立て式になっている、ってことは前回 も言ったんだけど


この時代、すでに品質管理がゆきとどいてて


一体一体、目立たない場所に


製造者の

『出身地』と『名前』が記されている

んだそう。
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不良品が発見されたら


『ドコドコのダレダレが作った』ていうのがバレちゃう仕組み。


すげー・・・・。


ちなみに、製造者出身地は


西安よりもさらに西、咸陽が多いんですって。




おもしろいことに、この素焼きの兵士達は


政府系の製造ラインと、


民間の製造ラインと


2種類が確認されているんですって。


政府系のメーカー(下請け?)のものは


表情が厳しい・重々しい雰囲気が出ている、といった特徴。


民間系のものは、政府系と比べて


表情や体型が一般人ぽい、という違いがあるそうです。





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発掘された兵馬俑。


足の太さがまちまち なのは、


それらがまだ発掘途上であるかららしい。


どこまでが埋もれた土部分で、


どこからが兵士の足部分なのか、は


慎重に慎重に削っていかなくちゃいけないんだって。




長い中国の歴史の中で


それぞれの時代に代表的な工業製品があるんだけども、


秦の時代は『素焼きレンガ』の技術が優れていたそうです。

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兵士達はそれぞれ、厚さ4.5cm程度のレンガの上に


秩序よく並んでおります。





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発掘途中の兵馬俑



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発掘された兵士達は、それぞれに


発見された場所を記したプレートがつけられ


修復がすむと、発見されたその場所に並べられます。



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第1号坑の断面は、

陣営はこのように組まれ、保存されたらしい。


2200年経った今、当然ながら『木』や『むしろ』の素材は


朽ちて残っておりません。



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間近で見る兵士達の顔は、



心なしか哀愁を帯びているように感じられました。



あまりにも生々しい。



2000年以上の眠りから覚めた兵士達。


始皇帝の死後でさえも



いつなんどき、過酷な戦場へと送り込まれるやもしれない。



陣の最前列に配置された歩兵達は



身を守る鎧も盾なく、



見えざる敵の



弓矢の標的となる宿命を背負っています。




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