損害保険 | warpのブログ

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最近、損害保険(自動車の任意保険ですね)のCMを見ていて、思ったことがあります。

私が代わりに話しましょうか?
私は、示談まで任せられました

CMでは、被害者なのか加害者なのか については言及していませんが、
一般に CMを見ている、任意保険に加入している(または、加入を考えている)人って、自分が加害者側になった時のことを想定して考えますよね。

そんなときに、「示談まで任せられる」っていうのは、ちょっと違うかな? と思います。

以前、こんな話を聞いたことがあります。

とある中堅の建設会社で総務課長を長らく務められたある方(仮にAさんとします)が、事故にあいました。
信号のある交差点で青になったので発信したら、信号無視をした車に突っ込まれたのです。
幸い、Aさんは、大きなけがはなく、軽いむち打ちと全身の筋肉痛が数日あっただけ(事故の瞬間全身の筋肉を硬直させるため、起こる現象だそうです)だったのですが...

その後、相手側の保険会社の人から電話がきて、「お伺いしたい」とのこと。
家に来て、話を聞くと、開口一番
「これは、ちょっと保険があまりでないんですよ」
と、言ったそうです。
Aさんは、総務課長として、会社の「安全運転管理者(というのがあるんだそうです)」もやっており、何度か示談の席にも立ち会ったりもしていて、かなり詳しい方だったので...
平然と
「それで?」
と聞き返したそうです。
相手は、予測した返事ではなかったせいか、黙り込んでしまい、
やむなく、Aさんが、
「あなたは、任意保険に未加入の人が事故を起こしたら賠償はしなくても良いと思いますか?」
と尋ねました。
「いや、そんなことはありません」
「ですよね。そんなことが常識化したら任意保険に加入する人は激減するでしょうからね」

「保険というのは、万が一 自分が事故を起こして相手に迷惑をかけた場合に補償するために入るんでしょう?」
「そうです」
「だったら、保険がいくら出るのか、または出ないのか について、被害者側である私にあなたが話すのは、筋が違いませんか?

......全く その通り! ですよね。保険会社が話すのは 契約者と であり、相手側 ではないんです。

保険会社は、極端に言えば、商売ですから、出すお金は少なければ少ないほどいいに決まっています。

しかし、それは保険会社と契約者との間の話。被害者には全く無関係です。加害者が どこの保険会社と契約しているのか だって知る必要もないかもしれません。

要は、被害者と加害者が、お互い納得して示談できればいいんです。

上の話は、聞いた話を大分かいつまんで要約していますが、結局、保険会社の人はそのまま帰り、Aさんは、相手側と納得できる示談をしたそうです。

車に乗っていれば(今は自転車でも)、誰でも加害者にも被害者にもなり得ます。そういった場合、お互いに誠意をもって接することが最も重要だと思います。

示談まで、全部保険会社に任せて、自分は何事もなかったかのようにしているのでは、話がこじれるばかりです。

古い考え方かもしれませんが、自分が苦労をして嫌な思いをして、
もう二度と事故は起こしたくない
と心の底から反省するような事故処理をすることが、更に大きな事故を起こさない 方法だと思います。

最近のCMを見ていて(まあ、「商売」なんで仕方がない面もあるのでしょうが..)、事故を起こしても「楽に(精神的な面も含めて)負担なく事故処理ができる」ということばかり 宣伝しているように感じたので、これを書きました。

ユーザーになる私たちも ちょっと考えてみてはいかがでしょう。

*これは、特定の会社またはCMを誹謗中傷する目的のものではあり ません*