私と同世代もしくは若い男性でも、お世話にならなかった方は殆どいないでしょう。
それは、漫画雑誌の
週刊少年マガジン (講談社)
週刊少年サンデー (小学館)
この2誌が同時に創刊されたのが、今から65年前の今日・1959(昭和34)年3月17日のことでした。
漫画本とはいえ、漫画自体の紙面占有率が4割程度で残りは文字だったという両誌の価格は、マガジンが40円でサンデーが30円。
何で価格が違ったのか?
それは、たまたま両誌とも大日本印刷が契約先だったことから、当時のサンデー誌編集長がライバル誌の情報を入手し、
「もしサンデーがマガジンと同じ値段だったら、付録つきのマガジンにお得感で負ける」
と判断。 マガジンの印刷開始を確認してからサンデーの値段を決めたのだそうな。
今だったら非難されてもおかしくない反則スレスレ(?)の手を使った故の価格差だったそうで・・・それが功を奏してか、創刊号の売上げはマガジン20万5千部に対し、30万部売ったサンデー側の戦略勝ち。
しかしすぐさまマガジンが価格を30円に値下げするなど、両誌はその後激烈な販売競争を繰り広げてきましたが・・・昨年後半時点ではマガジン35.8万部に対しサンデー15.3万部と、かなり差がついています。
とは言え、そのマガジン誌もかつて記録した最高部数450万部からはかなり落ち込み、首位の少年ジャンプ116.1万部からは約80万部水を開けられての2位。
私が生まれた翌年から刊行された両誌・・・いつ頃から読み始めたのかは定かではありませんが、毎月通った近所の床屋さんで両誌をまとめ読みしていたことを憶えています。
髪の毛を切り終えても、待合席にドカッと座って、全部読み終えるまで帰らなかったなァ~。😅
さすがに社会人になってからは両誌を手に取ることはなくなりましたが、今でも記憶に残っている漫画では、『巨人の星』・『あしたのジョー』・『愛と誠』・『おれは鉄兵』・『空手バカ一代』・『野球狂の詩』(マガジン)、『赤いペガサス』・『プロゴルファー猿』・『六三四の剣』(サンデー)等々・・・。
こうやって並べて見ると、小さい頃はマガジン、少し大きくなってからはサンデーの作品が好きだったみたいですネ。
いずれの作品にも、少なからず感化されたことは間違いありません。
今では歴史本や資格試験参考書までもが漫画になる時代・・・昭和時代より若者に与える漫画の影響は大きいはずなのに、発行部数が最盛期より大きく減少しているのは何故なんでしょう。
その原因が少子化だけでなく、漫画の内容が昔よりもレベルが落ちたからなのか?
それともデジタル化で紙より動画で楽しむ人が増えたからなのか?
・・・漫画ファンとしては少々気になります。
さて、皆さんにとって思い出深い漫画は、どんな作品ですか?


