呉爾羅 | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

今日は『文化の日』ですが、同時にあるヒーロー(?)の記念日でもあるのです。

今日のタイトルで、もうお分かりですょネ。 そう、


 ゴジラの日

今からちょうど70年前の今日・1954(昭和29)年11月3日に、日本の映画史に燦然とその名を残す特撮怪獣映画『ゴジラ』が封切られたのです。

 

     ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草-ゴジラ

                

この映画が封切られる8ヶ月前、アメリカがビキニ環礁で行った水爆実験によって発生した多量の放射性降下物を日本の遠洋マグロ漁船・第五福竜丸が浴び、同船の無線長が半年後に死亡(※死因は放射能と因果関係はありませんでしたが)するという事故が起きました。(↓)

 

 

当初は別の映画を企画していたものの諸事情で頓挫した東宝の田中友幸プロデューサーが、この事故からヒントを得て〝ビキニ環礁の海底に眠る恐竜が、水爆実験で目覚めて日本を襲う〟という特撮映画を代替案で企画。

 

同社の役員が皆反対する中、ハリウッドを視察し特撮映画の将来性に着目していた森岩雄・取締役製作本部長が只一人賛成し、強引にゴーサイン。

後に〝特撮の神様〟といわれる円谷英二さん(↓)を迎え、自衛隊・海上保安庁の全面協力のもと、当時としては破格だった7,000万円もの制作予算を組んで撮影されました。

 

 

当初円谷さんは人形アニメの技法での撮影を検討したそうですが、それだと時間がかかり過ぎるため、その後一般的になった人間が入る〝ぬいぐるみ〟方式を採用。

体長50mに及ぶ怪獣の名は、作中で長老が口にした大戸島に伝わる怪物〝呉爾羅(ごじら)〟が由来となっています。

 

(※元々は当時の東宝にクジラ肉が好物でゴリラのような風貌をした社員の渾名〝グジラ〟を参考にした・・・とNHKの『プロジェクトX』で紹介されていましたが。)

 

核実験の放射能によって出現した体長50mの怪獣ゴジラが東京に上陸し銀座や国会議事堂を破壊しまくるこの作品は大ヒットし、観客動員数は961万人を記録。

 

当時の人口を考慮すれば、現在に置き換えると1,400万人以上・・・これはジブリ映画のヒット作品に相当します。

 

第1作で死んだはずのゴジラは、この大ヒットのおかげで翌年の2作目『ゴジラの逆襲』で復活。 

 

1962年に公開された『キングコング対ゴジラ』は観客動員数1,255万人に達し、海外でも上映され大ヒットしました。


その後も次々とシリーズ作品が製作されたのですが、やがてゴジラが人類の味方として設定されたあたりから人気に翳りが出始め、1975年公開の第15作『メカゴジラの逆襲』をもって休止状態に。

 

それから9年後の1984年から復刻版が何作か製作され、また1998年にはハリウッド版 “GODZILLA ”が公開、その2作目も制作されましたが・・・私の中でのゴジラは、あくまでカタカナの 『ゴ・ジ・ラ』。

 

2014年に公開60周年記念のDVDが発売されたので、思わず買ってしまった私。

     

そりゃあCGでリアルに作られた画像ではなく、明らかに着ぐるみに人が入っていて動きもぎこちないですが、スタッフがこしらえたセットを思いっ切り叩き壊しながらも、どことなく哀愁漂うゴジラ・・・やっぱりイイですねェ。

また伊福部昭さんの作曲したゴジラのテーマは、何度聴いてもゾクゾクします。(↓)

 

 

(ちなみにゴジラの鳴き声も、伊福部さんがコントラバスの弦を外し、それを松ヤニ付きの皮手袋で縦に引っ張って音を出し、それを基礎に電気チェーンソーの音などをミックスして作ったのだそうな。)


70年前にこれだけの特撮を行った円谷さんら映画人の技術力と熱意に、あらためて敬服致します。

ガンダムのように、実物大(?)ゴジラがお台場に登場すれば是非見に行きたいものです・・・って、全長50mのフイギュアはさすがに無理かナ?😅

 

 

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