SAX | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

皆さんは、今日のブログタイトルから何をイメージされますか?

中には〝SEX〟なんて方もいたりして・・・。😅

私はすぐに楽器=サクソフォン (Saxhorn  ↓) が頭に浮かびます。

   

この楽器の殆どは画像通り真鍮製ですが、トランペットなどの金管楽器のようにマウスピースのカップの中で唇を振動させるのではなく、リードを振動させて音を出すため、金管楽器ではなく木管楽器に分類させるそうな。

その音色がセクシーだから、1文字変えてSAXにした・・・わけではありません。😅

 

この楽器の発明者に因んで命名されたのですが、今日はその楽器製作者
 

 アントワーヌ・J・A・サックス
   Antoine Joseph Adolphe Sax

 

の命日・没後130周年にあたります。

      

サックスは1814年にベルギーのディナンに生まれました。

父親も楽器職人で、ホルンの設計に功績を残したそうですが、サックスもそのDNAを受け継ぎ幼少期から楽器製作に取り組み、早くも15歳の時コンペティションにフルートとクラリネットを出展して入賞を果たしました。

 

その後首都ブリュッセルで楽器製作を学び、20歳の時にバスクラリネットの設計で特許を取得。

27歳の時に以後生涯を過ごすこととなるパリに移住し、バルブ機構付きの金管楽器の開発で名を知られるように

そして1846年に冒頭のサクソフォンを開発し、特許を取得。
 

その後は楽器製作と共に、パリ音楽院でサクソフォン教育に携わりました。

しかしいつの世にも抵抗勢力というか足を引っ張る者がいるもので、サックスのライバル業者たちは彼の持つ特許の正当性に疑義を唱え繰り返し訴訟を仕掛けます。

そのため彼は2度も破産の憂き目に遭っただけでなく、そのストレスから健康を損ねて2度入院する羽目に。

そして1894年2月4日に79歳でパリにてこの世を去り、モンマルトル墓地に埋葬されました。

かつてベルギーで発行されていた200フラン紙幣に肖像が使用されていた彼の冥福を、サクソフォンの名演奏を聴きつつお祈りしたいと思います。

 

 

こんな美女に自分が作った楽器を演奏されたら、きっとサックスもご満悦でしょうネ。😊

 


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