緊急避難 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

一昨日の拙ブログでは達磨大師を取り上げましたが、実は元お笑い芸人の桜塚やっくんの命日・没後10周年でもありました。

彼については過去記事をお読みいただくとして・・・。

 

自損事故で停止した車内から路上に出たところを後続車に轢かれ、彼を含む2名が死亡したその事故当時は雨が降っており、しかも片側2車線の下り坂でやや急な右カーブ・・・非常に事故が起きやすい状況だったようです。


亡くなられたお二人のご冥福を、改めてお祈り申し上げます。

 

しかしこの事故は、決して他人事ではありません。

 

彼がどういう状況下でなぜ車外に出たのかは分かりませんが、もし皆さんが万一同じ状況・・・すなわち高速道路上で事故や故障で停止した車内にいたら、どうされますか?

 

    ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草

               やっくんが乗っていて事故を起こしたワゴン車

 

実は私も、過去にこの事故に近いトラブルを間接的に経験しました。

 

私の親友がゴルフに出かけた帰りに高速道路を東京に向かって走行中、突然激しい夕立に遭遇。

視界が悪くなったため、彼はやや速度を落として走り続けたのだそうですが、突然クルマの後方から 〝ガタガタ、ガタガタッ〟という聞き慣れない音がしてきたといいます。

変だと思いつつもそのまま走り続けたのですが、音がどんどん大きくなってきたので怖くなった彼は走行していた3車線の真ん中から左へ移動し、更に路肩に停車。

外に出てクルマの状況を確認すると、なんと左後ろのタイヤがバースト!

さっきまでの騒音は、アルミホイールが直接道路に接触していたためでした。

土砂降りの雨と東京に向けて走る多くのクルマが間近をビュンビュン高速で通り過ぎる状況で半ばパニック状態に陥った彼はどうすればいいか分からず、元損保マンだった私に携帯で電話をかけてきたのです。

 

状況を聞いた私は、既に暗くなり始めていた時間帯だったためスペアタイヤの交換は危険と判断して止めさせ、JAFに電話してキャリアカーの派遣を依頼するよう指示。

同時に車のそばに立っているという彼に、後続車に突っ込まれないよう発煙筒を焚くか三角表示板を置き、すぐにガードレールの外側に出てJAFの到着を待つように言いました。

(※その後JAFに電話した彼はオペレーターから同じ指示を受けたそうですが、更に 「絶対に故障車の前には居ないよう」 注意されたそうです。 

万一追突された場合、車体や部品が飛んできて思わぬケガをするからだそうな。)


彼は指示通りに動き、1時間弱土砂降りの雨の中ガードレールの外側に立ちっぱなしで待ったものの、JAF職員によりクルマを搭載してもらい無事自宅に戻れたとのこと。

 

彼が乗っていたクルマが4WDだったこと、バーストしたのが後輪でしかも扁平率の低いタイヤだったこと、そして路肩に止められたことが幸運だったと思います。

もし前輪がバーストしてハンドルを取られたら、他の車を巻き込んだ大事故になった可能性もありましたから・・・。

乗っているクルマが高速道路上で停車してしまった場合、むやみに車外に飛び出すのは大変危険です。

 

かと言って車内でジッとしていれば、後続車に追突されてガソリンタンクに引火し炎上に巻き込まれる可能性も。
 

運転するしないにかかわらず、万一そういう緊急事態に遭遇したらどう行動すればいいか?・・・事前に対応策を頭に入れておいた方が無難でしょう。

 

ご自身が事故に遭うのはもちろんですが、巻き込まれる後続車の運転手にとっても不運この上ないですから・・・。😨

 

 

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