今日は、男性の私には全く無縁ながら、女性にとっては必需品と言える
ブラジャーの日
なのだそうな。
今からちょうど110年前の1913年2月12日に、アメリカ人のマリー・フェルブ・ジャコブという女性がブラジャーの原型となる下着の特許を出願したことに因み、ワコールが制定した由。
(※特許を取得したのは、翌1914年11月)
Mary Phelps Jacob (1892-1970)
発明のキッカケは、彼女が19歳の時にお気に入りのドレスを着た際、コルセットのカバーが突き出たため、ハンカチ2枚とピンクのリボンで即席のブラを手早く作成。
それをつけてダンスパーティーに出席した彼女は、他の女性がそれを欲しがったことから 「これはビジネスになる」 と確信し、特許の出願へと繋がったのだそうな。
(↑)の特許書類をご覧いただければ分かりますが、実にシンプルなもの。
それでもこのブラジャーは、約500年に渡り身体を絞めつけていたコルセットから女性を解放する画期的な発明だったと言えましょう。
その後様々な改良をが重ねられたブラジャーですが、個人的に最も革新的だったと感心したのが、今から45年前・・・私が大学生だった1978年にワコールが発売した、フロントホック・ブラ。
もちろんブラをつけたことはないですが、背中で両手が届かない私としては、「コレは女性にとっても楽なんじゃないか?」と思ったことを憶えていますが、予想(?)通り大ヒット。
しかし実はこの新商品、最初から開発しようとしたわけではなかったそうな。
新製品のガードルのポスター作成時、一緒に映ったブラの背中のホックが気になり、急遽ホックのないブラを作って撮影。
そのポスターを見た女性から、ガードルではなくそのホックレスブラに関する問い合わせが殺到したことが、フロントホックブラの開発に繋がったのだとか。
まさに〝発明は必要の母〟ですネ。
さて女性の皆さんは、前ホックと後ろホックのどちらを愛用されてますか?
・・・って、答えてくれるわけないか。😅