現在40歳未満の若者には、〝テレカ〟 って何の事だか分からないかもしれないですネ。
中高年世代の方々には懐かしい
テレホンカード
のことですけど、これが使用できるカード式公衆電話を電電公社(現・NTT)が東京の渋谷駅・新宿駅・数寄屋橋公園などに初めて設置したのが、今からちょうど40年前の今日・1982(昭和57)年12月23日のことでした。
それまで公衆電話には硬貨を入れて使用していましたが、長距離・長時間電話のために開発された黄色い電話機は100円硬貨が使えたもののお釣りが戻って来ず。
それ故学生時代の私は、田舎に電話する時はジャラジャラと10円玉をポケットに入れて電話ボックスに走ったものでした。
そんな不都合を解消するために誕生したのが、このテレホンカード。
おそらく、これが初めて世に広まった〝プリペイドカード〟だったと思います。
ちょうど私が社会人2年目の時に誕生したこのカードは財布に入れても邪魔にならず、いくら使ったのかがパンチ穴や電話機の度数表示で分かることから、爆発的に普及。
デザインも日々充実しプレミアムがつくテレカも登場し、すっかり世間に定着しました。
しかし国際電話にも利用できるようになった頃から偽造カードが出回るようになり、その影響で高額度数カードが使用中止に。
そして携帯電話の普及により21世紀に入ってからは殆ど利用することがなくなってしまいました。
今や世の中から姿を消して久しいこのテレカですが・・・こんなデザインの物をプレゼントされた方は、いらっしゃいませんか? (↓)
ゴルフ場のプリントからピンッと来る方も多いでしょうが・・・ホールインワンの記念テレカなんです。
実はコレ、私が30年以上前にメンバーコースの公式戦・キャプテン杯の予選ラウンドでホールインワンした時に作ったモノ。
予選会には100名以上の方が参加していたこともあり、アセッて大量に拵えたんですが・・・いざ配ってみたら結構余ってしまい、そのままズルズルと使わぬまま今でも自宅に20枚程残ったまま。
よくよく考えると、こんな記念テレカは貰った方も使いにくいでしょうし、ゴルファー保険金では足りず自腹を切ってまで作ったことを後悔したものです。
しかし実は今、私はこの残ったテレカを数枚財布の中に常時入れているんですョ。
理由は・・・万一大地震が起きた際、携帯よりも公衆電話の方が繋がりやすいから。
NTTの公衆電話は、優先電話と同様の扱いなのだそうです。
緊急時に小銭を持っていなくても、これさえあれば最低限の連絡はつけられる可能性がありますから。
皆さんにも、万一に備えてテレカの携行とNTT各社のHPで自宅や勤務先近くの公衆電話設置場所の確認をオススメします。(↓)
また、公衆電話を利用したことのないお子さんには使い方を教えておきましょう。
もちろん、使わずに済めばそれに越したことはないのですが・・・。😅
※但し、1999年から発売されたICテレホンカードは現在使用不可。
使用できるのは旧テレカ(50・105度数)に限られるそうですので、ご注意を。