遅咲き | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

皆さんは、プロゴルファーの

 寺 西  明 選手

をご存知でしょうか。

現在55歳で活躍の場が主としてシニア・ツアーなので一般的にはあまり知られていない方なのですが、私はすごく注目・応援している選手なんです。

    

 

その理由は彼の経歴が異色であり、体型とゴルフとの関り方が私と似ているから。😅

現在活躍しているブロゴルファーの殆どは、松山英樹選手や石川遼選手のようにジュニア・学生時代からゴルフに打ち込み、大学在学中や卒業後すぐにプロ・ライセンスを取得していますが、寺西選手がゴルフを本格的に始めたのは、普通のサラリーマンよりも遅い30歳頃。

そしてプロテストに挑戦したのは何と49歳の時で、しかも一発合格したというから驚き。

さしずめ〝中高年の星〟と言ったところですが・・・実は寺西選手、自ら起業した株式会社 明完企工(めいかんきこう)の現役社長でもあるのです。

まさに〝二足の草鞋〟を履いているわけですが、その彼がブロゴルファーになるまでには苦労の連続というか紆余曲折がありました。

1966年に兵庫県加古川市に生まれた寺西選手は幼少時より運動神経抜群で野球に熱中していたそうですが、実家が貧しかったため中卒で就職し、溶接を覚えるなど数々の仕事を経験。

20歳の頃に公開された映画 『ハスラー2』 がヒットし流行したビリヤードにハマり、プロ級の腕前に。

これが後にゴルフにも大いに役立つことになったそうですが、そのゴルフを本格的に始めたのは30歳直前に独立・起業を決意し、その取引先を開拓するべく人脈を広げるためだったとか。

私自身、損保の営業マンだった20歳代の頃、やはり営業成績を上げるためには多くの社長さんと人間関係を構築すること、その近道はゴルフが上手くなることだと考えて一所懸命練習場に通いましたから、その動機は同じ。

(もっとも腕前は、40歳で葬儀社を立ち上げてから約20年間クラブを握らなかった私とは、今や雲泥の差がつきましたが。)

その後競技ゴルフに参戦、2008年に日本アマに初出場すると2011年には関西ミッドアマ優勝、2014年に関西アマ優勝するなどトップアマとして名を馳せ、その実績を引っ提げてプロテストに合格。

そして2016年の最終予選会で6位となり、トーナメント・プロとしてシニア・ツアーに参戦。

翌2017年いわさき白露シニアで初優勝を飾ると、昨年は日本シニアオーブンを制するなどしてシニア賞金王を獲得したのですから、恐れ入ります。

その寺西選手が先月出版したのが、

 『30歳からゴルフを始めた賞金王』 

                      (ゴルフダイジェスト社・刊)

       

こちらでは自身の経歴だけでなく、遅咲きながら如何にしてトップに昇り詰めたのか、その考え方や練習法が記されています。

曰く練習は量より内容重視、ルーティンの大切さや心構え等々、一般アマチュアゴルファーの参考になるアドバイスがてんこ盛り。

早くかつ効率的に上達したい月イチ・ゴルファーには、大変参考になると思います。

先月下旬に拙ブログでアップした記事で、ビギナーの方に最初はレッスンプロに習うことをお勧めしました。

 

 

実は寺西プロも、同書の中でそれを勧めておられます。

私自身も彼と同じく野球をやっていたことから 「速い球を打てるんだから、止まっているボールを打つことなんて簡単!」 とナメてかかり、プロに習わなかったことで結果的に大変な回り道をしたのですが、寺西プロも同じ経験をした由。

教え魔の上司に捕まって変なクセがつくくらいなら、レッスン代を払ってプロに習った方が結果的にお金を節約して早く上達するはず。

寺西代表取締役プロの活躍、是非皆さんも注目してください。

 

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