【本日増刊】 おまけ | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

皆さんも子供の頃、一度は口にしたことがあるはず。 

 グリコキャラメル

 

このロングセラー商品が初めて大阪・三越で販売されたのが、今からちょうど100年前の今日・1922(大正11)年2月11日のこと。

しかしキャラメル自体は、この9年前から既に森永製菓が発売していました。

 

森永のミルクキャラメルがヒットしたため約40社が類似商品を出し、市場は過当競争に。

そんな中、佐賀にいた江崎利一(りいち)氏が1919年に、 「同じ事をやってもダメだ」 とカキの煮汁から採取したグリコーゲンをキャラメルに入れることを考案。

       

1921年に大阪西区に合名会社江崎商店を設立すると、大阪三越に何度もキャラメルの売り込みをかけて、遂に根負けした担当者の首を縦に振らせることに成功。

グリコーゲンキャラメルでは商品名が長過ぎるので 『グリコ』 と名付け、黄色いパッケージばかりが並ぶ売り場で目立つようにと、当時としては異例の赤い箱が1
922(大正11)年2月11日、売り場に並んだのです。

 

※これに因んで、同社では2月11日を創立記念日としています。
 

     


写真をご覧になればお分かりの通り、当時からお馴染みの〝ゴールインマーク〟が描かれておいます。

そして有名な〝一粒三百米突(メートル)〟というキャッチフレーズも使われていますが、これは江崎氏自身の言によれば

 

「500メートルだとあまりに大層だし、100メートルだとちょっとしょぼい。 300メートルくらいがちょうどいいだろうと思った。」

とのこと。 実際1粒のカロリーは
年齢20歳の男性が300m走るのに必要な16.5kcal なのだそうな。

そしてグリコキャラメルの人気を不動のものにしたのは、おまけがついたこと。

1927年から始まったのだそうですが、現在のようなおもちゃ小箱がつくようになったのは、1929年から。

        

当時は上ではなく下についていたんですネ。

最初は紙製のメンコや指輪でしたが、時代と共に中身も充実。

1962年からは男女別に作られるようになり、私が自分で買っていた頃はプラスチック製のアニメキャラ(鉄人28号など)などが主流に。

 

その頃は、こんなパッケージだったことを憶えています。

       

さて、皆さんがこのキャラメルを口にした際、粒の形はハート形でしたか? それとも四角?

発売当初はハート型だったんだそうです。


人々の健康を想う気持ちを表し、角のない形で口あたりを良くするためにと考案したそうですが、、当時の技術ではハート型の成型が難しかったとか。

そこで江崎氏は自社でハート型ローラーを開発したのだそうな。

その後自動包装機を利用して大量生産するために、1953年から四角に。

そして1987年からハート型に戻り、現在に至っています。

ですから、どちらを食べていたかでその方の年代がある程度推測できる・・・かも?

激辛党員の私ですが、発売100周年を祝って久々にグリコキャラメルを買い、生まれて初めてハート型を口にしてみようと思います。



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