今日は9月1日・・・ということで、その語呂合わせから
くいの日
なのだそうな。
あっ、〝悔い〟じゃなくて〝杭〟ですから、念のため。😅
これは、東日本基礎工業協同組合が基礎工事現場での殉職者の慰霊及び基礎工事の安全作業を推進するため、1993(平成5)年に制定。
同組合では、毎年この記念日に殉職者の慰霊と工事作業の安全祈願を行っているとのこと。
現場には常に危険が伴いますから、作業員の方々にはくれぐれも気を付けてもらいたいものです。
さて杭打ちというと、皆さんは工事現場でこんな杭打機を目撃されたことがあると思います。
そして私のような昭和世代の方は、こういう杭打ち現場を昔見たご記憶がないでしょうか?
この 「カーン、カーン」 というか 「ゴーン、ゴーン」 という槌音が迫力満点で、私は子供の頃よく工事現場に行って長時間眺めていました。
このディーゼルエンジンで動かすシリンダーから吐き出される重油の臭いと相まって、まさに高度成長期の日本を象徴する光景でしたネ。
また当時盛んに放映されていたプロレス中継でも、この杭打機をそのまま技の名前にした、相手選手を逆さに持ち上げて頭から逆落としにする〝パイルドライバー〟を、よく学校のマット上で同級生にかけてましたっけ。
今にして思えば、よく相手にケガさせなかったものですが・・・。
しかしこの杭打ち機、最近全くと言っていいほど見かけなくなりましたし、あの槌音も耳にしなくなりました。
おそらくあの騒音と震動に近隣住民から苦情が寄せられるようになったからなんでしょうネ。
昭和との時代の違いを感じます。
では、最近の杭打ちはどうやっているのか?
以前の打撃系ではなく、油圧で杭を地中に押し込む圧入系、また掘削部分の先端をスクリリュー型のドリルにして地盤を掘り、杭を建て込む掘削系が主流なのだそうな。
具体的には、こんな感じ。(↓)
なるほど、確かに騒音はなく静かですネ。
でも、やっぱり昔の打撃系に勇ましさを感じてしまうのは、昭和世代の私だけ?