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ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

現在、全国に約6,260ヶ所設置され、約89,400人の警察官が配置(※2018年現在)されている

 交 番

 

地域住民の安全確保や犯罪防止に効果を発揮し、アメリカはじめ海外数ヶ国の警察がこの制度を高く評価して導入・・・今や〝KOBAN〟で国際的に通用するまでになった、日本が誇る警察施設です。

 

ルーツは、東京警視庁が誕生した1874(明治7)年に設置された『交番所』。

 

そして同庁が警官6人一組で地域の治安を担当させる 『巡査派出所』 制度を発足させ、これを一警察署管内に7つ設置することを定めたのが、今からちょうど140年前の今日・1881(明治14)年2月2日のことでした。

以前は派出所とか駐在所などと呼ばれていましたが、1994年からは国際用語にもなった交番という呼称に統一。

 

※語源は 「警察官が交替で(立)番する所」 からだそうですが、警察内では、隠語で〝PB〟(ポリスボックスの略)と呼ばれています。

 

交番というと、昔は軒下に丸い赤灯がポチッとついている小さな建物というイメージでしたが、最近では地域の個性を生かしたというか、街の雰囲気に同化するシャレた鉄筋造のものが多くなってきました。

 

   交番

       大正時代の交番                 銀座4丁目交番

 

交番の入口に制服警官がビシッと立っていると、犯罪も減るような安心感がありますが・・・最近は人員不足が原因で、警官が常駐できない 〝空き交番〟が結構存在するようです。

 

私の住まいの近くにも交番があるのですが、前を通ると2回に1回くらい〝パトロール中〟というパネルが入口にかかっていて、もぬけの殻状態。

       

 

更には交番の数が全国的に減少傾向にあることも気になります。

せっかく国際的に評価されたKOBANなんですから、是非十分機能させて住民により一層の安心感を与えてほしいですょネ。

 

もう30年以上前になりますが、私は上野界隈を背広を着て歩いていた時に指名手配犯と間違えられて、張り込み中の刑事2人からいきなり職質を受けた事がありました。

 

また過去に駐禁や交通違反を巡って警官と何度か押し問答した経験もあることから、正直言って警察に対してあまり良い印象を持っていません。

しかしそんな私でも、交番に常駐する警察官には同情しています。

 

TVで 『警視庁24時』 などの警察特番が時々放送されますが、そこに必ず出てくるのが繁華街にある交番の隠し撮り。

 

酔っ払いのオヤジやら、財布落としたおネエさんやら・・・毎日訪れる実に多様な人々に、巡査たちは笑顔を絶やさずに我慢強く応対しなければならず、一方で飲み屋でのケンカや交通事故が発生すれば
24時間体制で出動。

 

これは相当ストレスがたまる仕事のはず・・・私が巡査だったら、カメラが回ってなければブチッとキレるでしょうネ、きっと。

更に近年では交番で警官を襲撃する凶悪犯罪も起きていますから、まさに命懸け。

 

交番に勤務する巡査の皆さん、大変お疲れ様です。

これからも地域住民のために頑張って下さい!

 

 

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